(カテゴリ:中学生家庭教師指導現場からのメッセージ )
みなさん、閲覧ありがとうございます! 教務部S村です。
前回まで、入試に向けた国語受験アドバイスをしておりました。
今回からは、社会のアドバイス!
裁量問題がない社会は、1点のミスが命取り……
確実に点を取れるようにしましょう!
社会の大まかな分析
社会の入試問題は大問1~4に分かれています(2018年現在)。
大問1では地歴公民すべてにおける基本的な知識を問い、大問2~4で、それぞれの分野をより深く掘り下げた問題が出題されます。
他の都府県の入試問題でも比較的解きやすい部類に入るため、満点を取ることも夢ではありません。
しかし、それは裏を返せばライバルたちも高得点を狙ってくるということ。
知識量と演習量で社会は点を取ることができるため、上位校を狙う受験生は、社会の仕上がりを万全にしてきます。
分野別の詳しい勉強法は次回以降にして、今回は落とすことのできない大問1の学習法について記していきます。
平成26~30年度の5年間、社会の大問1はすべて1点問題となっています。
しかし、侮れないのがその問題数。
なんと20問近くを答えないといけません。
割り振られている得点は21点。全体の得点のうち、35%に当たる数です。
問題の内容は教科書レベルの基本的なものなのですが、問題を読み、解答する速さと正確さが求められます。
この大問1に向けて、基本的な対策を3つのレベル別にご紹介しましょう。
広く浅く学んで、苦手分野を無くす
レベル1は「苦手分野をなくす」
これは、そもそも基本的知識が身についていないと感じている、または、そういう風に先生などから指摘された人向けになります。
大問1では、地歴公民すべての基本的な知識が問われますので、高得点を取るためには、すべての分野の知識を浅く広くでもいいので知っておく必要があります。
教科書、授業で使ったノートの見直し、あるいは、自分に合った参考書を読んでおく、といったことを通して、知識の確認をしましょう。
一問一答で知識をアウトプットする
レベル2は、「一問一答形式の演習」です。
これは、知識がありながら、点数がなかなか伸びないといった人向けになります。
知識は持っているだけでは忘れてしまいます。
必ず、覚えた知識は問題集、あるいは過去の学校のテストなどを使い、一問一答形式でよいので、思い出す作業をしましょう。
仕上げは演習
レベル3は「ひたすら演習」
基本的な知識もつけて、一問一答形式もほぼ間違えなくなってきた人向けです。
問題集、入試の過去問、他の都府県の入試問題など、様々な演習を行ってください。
ここまでくれば、大問1で落とす心配はほとんどないといってよいです。
もちろん、間違えたところはきっちり復習しましょう!
1点が勝負の分かれ目となる北海道公立高校入試の社会。
思わぬところで間違いをしないよう、基礎固めをしておいてくださいね!
次回は、地理の学習方法についてアドバイスします!
札幌 家庭教師シニア 教務部 S村