(カテゴリ:専任・S村 )
閲覧ありがとうございます! 専任講師のS村です。
人に読んでもらうものを書くことは、多くの人にとって難しいものです。
こうしてブログを書いている私も、「文章を書くのは難しいなぁ」と事あるごとに痛感しています。
多くの生徒さんと出会い、指導し、話をする中で、高校入試の記述問題(特に国語)や、大学入試の小論文などで苦戦する人が多いと実感します。
今回は、私なりに記述力を高めるための方法をお伝えします。
参考にしていただければ幸いです。
1日2問、今のレベルに合った記述問題に取り組む
記述力を高めるためには、とにかく書く。
これが基本です。
1日2問、空いた時間や寝る前などに、自分のレベルに合わせた記述式の問題を解きましょう。
書くのが本当に苦手であれば、小学レベルの記述問題を。
少し苦手ぐらいであれば、中学レベルの記述問題を。
これは私の経験に基づく予想になってしまいますが、書くことが苦手な人は、普段から文章を書いていない場合が多いと思われます。
ご飯を全く作らない人が、いきなり料理して失敗するのと似ているでしょう。
必ずしも自分の学年に合ったものでなくとも、かまいません。
普段から書くという作業を習慣化することが大切です。
書いたものは、必ず学校や塾の先生、友達に見てもらってください。
自分では気づかなかったミスを指摘してくれます。
指摘されたところは、次書く時に修正すればよいのです。
このように、トライ&エラーを繰り返すことが、記述力を向上させる基礎なのです。
問題のレベルは少しずつ上げていく
ある程度書くことに慣れてきたら、今度は自分の学年に合ったレベルの問題にチャレンジしましょう。
ここからのコツは、「徐々に」ということです。
公立高校の記述問題が解けたのなら、その他の年度も解いてみる。
安定して正解できるなら、高校の内容に取り組んでみる。
こういったように、段々レベルの高い問題に取り組んでいくと、特に意識しなくても記述力は高まっていきます。
もちろん、先ほど言ったように、誰かに見てもらうことも忘れてはいけません。
設問に記述して答えることができるようになってきたら、自分の意見を書いて表現することに挑戦しましょう。
小論文対策に密接につながります。
小論文は「問題に答える」こととともに、「自分の意見を相手にわかりやすく伝える」能力が大事になります。
これを鍛えるには、人に見てもらうという基礎の基礎を大切にするのが必要です。
誰かに読んでもらうとき、「言いたいことわかりますか?」とストレートに尋ねるのも良いです。
以上のように、記述力を鍛えるためには、とにかく長い時間をかけることが必要です。
一朝一夕でどうにかなるものではないのです。
じっくり、腰を据えて、トレーニングに取り組んでくれればと思います。
札幌 家庭教師シニア 専任講師 S村