今回ご紹介する本は、北海道大学医学部医学科のE家庭教師からのオススメの1冊です。
紹介してくれたのは、現在、シニアの本部教室でトップ高校生の指導を担当しているとても優秀な女性講師です。
札幌日大中高出身、北海道大学医学部医学科1年生。
『本のタイトル』
「最後の医者は桜を見上げて君を想う」
二宮敦人著 TO文庫
『読んだ時期』
高校2年生 17歳の時
『本の内容』
余命わずかな患者に対し、「死」を受け入れ残りの日々を大切に生きる道を説く医師と、奇跡を信じ、最後まで「生」を諦めず、徹底的に治療をする医師2人の対立を描いた作品。
『読んだ感想』
祖父の死をきっかけに、医師への志望を固めた私にとっては、「医師の患者の死への向き合い方」というこの本のテーマにとても興味があり、手に取りました。
医師だけでなく、死に直面している患者の心理描写もとても細かく、読んでいる最中に何度も涙しました。
自分がどんな医師になりたいのか、考えさせられる作品でした。
『読んだきっかけ』
高校3年に上がり、受験が本格化する前に、自分が志す医師という職業を見つめ直したかったから。
『オススメの人』
医療系を志す人
<教務部より>
「死」は、誰にとってもいずれ来る道。
医療系を目指す人に限らず、中高生のすべての人に読んで欲しい一冊です。
学年末テストの後、あるいは春休みに読んでみて下さい。