「2012年10月」のアーカイブ

 先日、札幌市北区在住の中学３年生の方の申し込みを頂きました。そのお母様のお話を要約すると、以下のとうりです。「大手の進学塾に通っています。一応、上位のクラスに在籍しており、本人はトップ高に入るつもりでいます。しかし、ほとんど、家では勉強していません。この間の学力A,Bの結果も。悲惨なものでした。本人は、変にプライドがたかく、上位のクラスにいれば合格出来るとカンチガイをしており、このままだと、ランクを下げても、その高校すら危ないというのが現実です。たとえ、高校に入ったとしても、全く勉強しないのは明らかです。塾は、お友達もいて、止めさせる事はできません。そこで、家庭教師に来てもらい、少しづつでも良いので、現状を認識させて欲しい、目標を達成するためには今なにをすべきかを教えて欲しい、そして、高校に合格する事だけが大事な事ではなく、合格した後が本当に大事なんだと気づくようにして欲しい・・・・・」とのお話でした。このお母様は、上のお兄様の経験を踏まえてのお考えで、我が子の事をしっかり考えていらしゃると感心しました。最後に、「親が言えば反発ばかりで」と嘆いておられました。

　札幌家庭教師シニア/毎年、この時期になると、中学３年生の申し込みが他の学年に比べ多くなります。そのほとんどが公立高校合格のために家庭教師を付けて頑張りたいという方です。しかし、少なからず、高校合格のための家庭教師ではなく、大学入試に向けてこの時期から家庭教師を付けられる方がいます。つまり、高校入試はほぼ大丈夫だけれど、大学入試を考えた場合には不安があり、このぐらいの時期から本当の意味での学力、すなわち、推論、思考力、応用力等をしっかり身につけて欲しいという方です。なかには、より具体的に、高校数学の基礎を指導して欲しい、あるいは、高校１年生の英語を見て欲しいという方もいます。高校入試が終了後、一定のちからのある生徒がほとんど勉強しなくなるということはよくあります。高校合格は一つの目標ではありますが、人生の一通過点にすぎません。高校入試が終了した後のことを、しっかり見据えておくことがとても大切です。

 五輪３連覇、世界大会１３連勝、「カレリン越え」と称されるあの吉田佐緒里選手に、２３日、国民栄誉賞の授与が決定されました。オリンピックのあった今年の夏、テレビで食い入るように吉田選手の試合を観戦していました。とにかく強い。毎試合、鳥肌がたったのを覚えています。そんな吉田選手も２度の敗北を喫しています。しかし、その敗北を糧に、その後は、タックルの種類を増やし、相手の反撃を恐れない心も鍛えたそうです。凡人には容易く出来ることではありません。でも、何かを本気で変えたい時、何かを飛躍的に向上させたい時には、ここまでやらないとダメなのでしょうね。

　札幌家庭教師シニア/暑さが長引いたせいか、今年の紅葉は、少し遅いような感じがします。なにか、このまま一気に冬が訪れそうです。ところで、山中教授の開発したiPS細胞の「i」が、なぜ、小文字なのでしょうか?iPS細胞（人口多能生幹細胞）は、INDUCED（人口）PLURIPOTENT（多能生）STEM CELL（幹細胞）の頭文字を取って山中教授が名付けました。そして、小文字の「i」には、アップルの携帯音楽プレイヤー、「iPod」のように普及してほしいという願いが込められているそうです。世界中に広まり、多くの人々に役立ちたいという山中教授の「強い強い意志」が伝わってきます。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

 ２０１２のノーベル医学生理学賞が、身体のさまざまな細胞になり得る万能細胞「人口多機能生幹細胞（iPS細胞）」の開発に成功した京都大学の山中伸弥教授に授与されることが決まりました。iPS細胞の開発は、再生医療への応用や、難病の仕組みの解明、治療法の開発等、医療への幅広い応用が考えられます。倫理上の制約はあると思いますが、弊社の医学部受験コースの生徒達が将来ドクターとなり、iPS細胞の実用化に大きく貢献してくれる事を切に願っています。

　札幌家庭教師シニア/今日の札幌は晴天に恵まれ、まさしく、秋、といった感じです。２週間程前の暑さが信じられません。ところで、今週は、国の将来にかかわる大きな事件が二つありました。一つ目は、米軍の新型輸送機オスプレイ６機が普天間飛行場（沖縄県宜野湾市）に配備された事。二つ目は、北海道とご近所の青森県大間原発の建設が再会された事です。この二つの出来事が、現在及び将来の国民にどれだけの不安と危険を強いることになるのか、考えただけでも恐ろしくなります。