「2013年5月」のアーカイブ

　札幌は久しぶりの快晴ですが、気温はそれほど高くなく肌寒さを感じさせます。先日の北海道新聞に薬学部の学生の就職が好調との記事がありました。それによれば、６年生に移行し、２回目の卒業生が出た今春、薬剤師の国家資格を得た学生の就職率はほぼ１００％に達し、道内の地方都市で勤務する場合、住宅付きで、初年度の年収が８００万円の例があるそうです。道内の薬学部がある大学は、北大、道薬科大、道医療大の３大学です。それぞれ、倍率が高く狭き門ですが、なかでも、北大となれば、相当難易度が高くなります。そのためか、総合理系で合格し、学部以降で薬学部を希望する学生もいます。しかし、教養課程で、相当の成績をとらないと、薬学部への進学は厳しいというのが現状で、それより、学部入試の方が入り易いという学生もいます。いずれにしろ、薬学部を目指す生徒は、今から、しっかりした学力を身に付けておくことが大事になります。

　札幌は久しぶりの青空です。青空の気持ちの良さを実感しています。ところで、新学期がスタートして、日々の学習はもちろんですが、来月の定期試験を意識して取り組んでいる生徒も多いと思います。この時期、自分の勉強・学習内容を見直すには良い時期です。勉強・学習すること、イコール、覚える、暗記することと思っていませんか？確かに、テストには、覚えていた、暗記していただけで済む問題もあります。しかし、覚えていた、暗記していただけでは、形を変えた問題、理解を問う問題には対応出来ません。学年が進むにつれ、形を変えた問題、理解を問う問題の出題は多くなって行きます。ただ単に、覚える・暗記する学習から理解し考える学習に転換して行くことが大切です。理解し考えることは、なかなか大変で面倒なことです。丸暗記の方が楽です。その方が勉強した気にもなります。しかし、すこしずつでも、理解し考える力を養っておかないと、間違いなく、いずれ限界が訪れます。暗記はほどほど、残りは、理解し考える！

　先日、札幌市内の上位校に合格した生徒から、こんなお手紙を頂きました。「今の気持ちは、うれしさと感謝の気持ちで一杯です。先生とは、いつも夢を語り合いながら一緒に勉強させてもらいました。そのおかげで、自分の夢がしっかり決まり、勉強がしやすくなりました。最後の最後まで集中し、たくさん教えてもらいました。シニアの先生に学んだことを、これからの高校生活、人生に生かして行きたいです」。この生徒には、自分の将来の夢が決まったことが、学習意欲と集中力を向上させました。夢があるから頑張る。すばらしい！

　札幌は、ここ数日、寒い日が続いています。とても、五月に入ったとは思えない気温です。ところで、今日、今春、苫小牧高専に合格した生徒を指導していた家庭教師が会社に来ていました。その家庭教師によれば、その生徒は、自分から、苦手教科、苦手な単元を積極的に取り組む生徒ではなく、そのせいか、学力点で伸び悩んでいたそうです。そこで、その家庭教師は、その教科、単元の入試における必要性、重要性を説明し、いずれやらなければいけないのであれば、今日から始めようと、いつも声をかけていたそうです。その生徒には、「今日から始めよう」という言葉が、心に響いたようです。