「2013年7月」のアーカイブ

　７月に入り、夏休み中の学習対策として、メール、お電話でいろいろなご相談をいただきます。その中で多いのは、やはり、英語、数学に関するご相談です。中学のみならず、高校でも主要科目である以上、これらの科目を苦手科目にしてしまうと本当に大変です。ましてや、中高一貫校の生徒であれば、その授業進度の速さを考えれば、早めの対策がどうしても必要となります。しかし、だからと言って、性急に結果を出すことばかりに囚われると、思い通りの結果が得られない時に、相当のストレスとなってしまいます。努力はしつつも、結果がでるまではある程度の時間は必要、あるいは、すこし待ってみる、というぐらいの気持ちで取り組んだ方が、ストレスが少なく、好結果に結びつくように思います。

　ここ数日、札幌は暑い日が続いています。ただ、夜になると、涼しさも漂い、家庭学習には最適でしょう。ところで、先日、大倉山へ行って来ました。都心からそう遠くはないにもかかわらず、これだけの自然が残っていて、札幌市内を一望できる場所はめったにありません。みなさんも、だまされたと思って、是非、足を運んでみて下さい。ご家族で行かれるのであれば、散策コースがおすすめです。

　札幌は、朝から快晴です。午前中は、涼しさも漂っていましたが、今は、相当気温が高くなっています。ところで、前回、メリハリを付けることの大切さをお話しました。しかし、この夏、サッカー、野球、吹奏楽等の部活で、自分の学習時間を確保出来ない生徒の方もたくさんいるはずです。部活が忙しいからといって、この夏、ゼロ学習では、秋からの勉強に相当のハンディーを背負うことになります。どんなに優秀でも、なにもしなければ、知識は抜け落ち、理解は飛んでしまいます。そういう時は、最低限やるべきこと、やらなければならないことを決め、それだけは、確実にやることが大切です。時間がないにもかかわらず、いろいろやろうとすると、どうしても、表面的な学習になってしまします。割り切って、限られた時間の中で、最低限やるべきことをやりきるべきです。かえって、集中し、掘り下げた学習が出来、自信にもなります。

　今日の札幌はくもり空で、気温は２５度位、蒸し暑い感じがします。これから、暑い日が続き、長期の休みもあり、だらけ易くなりがちです。集中してというのは、なかなか難しいことかもしれません。しかし、受験、苦手科目克服には、この暑い夏こそが、最も重要な時期です。そこで、大切なことは、メリハリをつけるということです。例えば、１日の学習の中で、きちんと休憩時間を入れる、今やっていることは、理解し、考える学習なのか、それとも、整理、作業的学習なのか、また、遊ぶ時は遊び、勉強する時は勉強するというような明確な区別が出来ているか等です。勉強よりも遊ぶことの方が楽しい。考え、集中して学習するよりも、だらだらやった方が楽。しかし、それでは、この夏、得られるものがとても少ないように思われます。