化学の入学試験で高得点を取るために
化学は得意科目にできます
- 北大医学部医学科 T講師
- 著者
- 長野県松本市出身の北海道大学医学部医学科1年生のT講師。シニアの本部教室で、中高一貫校生と浪人生の指導を担当しています(平成31年2月現在)。生徒の信頼がとても厚い女性講師です。
- 内容
- 化学が大得意と言うだけあって、化学を学習する上でおさえるべきポイントが、単元別に明確に述べられています。化学に不安を感じている生徒、伸び悩んでいる生徒は、ここに書かれていることを、今日から実践して欲しいと思います。
はじめに(自己紹介)
私は、地方の高校を卒業後、東京の予備校で浪人し、北海道大学医学部に合格しました。センターでどうしても点数が取れずに苦労していましたが、化学が得意科目であるといえるまでに高得点が取れるようになった勉強方法を、主な単元ごとにできる限りわかりやすくお伝えしたいと思います。
1.熱化学
まず、熱化学で最も大事なのは、用語の定義をしっかりと覚えることです。これを怠ると、計算などでケアレスミスをしがちです。
次に、公式を覚えるのもいいですが、理屈をよく理解していないと、難しい問題に当たったときに手も出せない状態になってしまうと思うので、根幹の考え方を身につけておくことが肝心です。それがこの熱化学では、問題を考えるときに、めんどうくさがらずにしっかりとエネルギー図を描いて考えるということです。これをやることで、定義が自然と身に付き、起きている現象がどのようなものなのかということがよりよくわかるようになります。
2.平衡
平衡は、“すべての減少はK(平衡定数)に向かっている”の一言に尽きます。どんなに難しい問題に当たっても、これを念頭に置いて取り組めば、何かしらの方法が必ずおもいつくはずです。
また、速度の概念と平衡の概念がごっちゃになってしまっていることも多いと重いので、それぞれが何で決定されるものなのかということを整理するだけでも格段にわかりやすくなると思います。
3.気体
多くの受験生が苦手に感じているかもしれません。しかし、ここでも、まずは基本に戻り、ボイル・シャルルの法則など、主な法則を、気体一分子を粒として描き、図で描くとどういうことを表しているのかを理解することが重要です。
4.無機化合物
この単元は、どうしても他の単元よりも暗記に頼ってしまう部分が多くなります。しかし、化学は、物質同士の関係などから性質を推定したりして考えるもので、すべて暗記するものではありません。実際、入試問題でも、元素の周期表で、左右にある元素の性質から、真ん中に当てはまる元素の性質がどんなものであるかを問うものもよくあります。そこで、最も基本となるのは、その族、周期がそれぞれどんな性質をもつものの集まりなのかを理解することです。
また、元素から派生する物質の工業的製法は最も重要です。これも、教科書の文章を読んで理解するだけではなく、一回、それを自分でひとつながりの図に書き起こすことをお勧めします。工業的ということは、無駄なく、最大限の効率を目指すから、ここででるこの物質は、このひとつながりのここでももう一度再利用されている、などということが見て理解できます。
5.有機化合物
この単元は、とにかく手を動かして、しっかり考えることです。問題を解いていくうちに、自分が見落としがちな不斉炭素、鎖のつながり方が見つかるので、そのたびに間違いを自覚していけば、最終的に過不足なく考えることが出来るようになります。
糖については、グルコースについて、構造や性質を確実に理解することです。なぜかというと、ほとんどの糖が、グルコースの一部分を変えただけであったり、グルコースまたはグルコースを少し変化させたものが結合しているものだからです。
まとめ
全体に共通して私がお伝えしたいことは、化学は、問題を読んでうんうんうなって悩んでいるより、とりあえず自分なりに、実験手順や化学式、図や絵を描いて考えることが大事だということです。普段からその勉強をすることで、試験中にもイメージとして浮かびますし、もし難しい問題だとしたら、今まで解いた似た問題と何が違うのか、ということがよりめいりょうになり、糸口が見つけやすくなるからです。
また、おすすめの参考書として、「化学の研鑽―理系入試問題演習」を推薦します。
これは、私が、予備校の先生に勧められたものです。標準以上ですが、難しすぎず、化学が嫌いであった私でも解こうとおもえるくらいのもので、とっかかりやすく、二次試験対策に最適なものだと思います。
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