化学とうまく付き合っていこう!!!!!
基礎の抜けを克服
- 札幌医科大学医学部医学科1年 W講師

- 著者
- 札幌日大中高卒の札幌医科大学医学部医学科1年生の(W)講師(R8年6月現在)。
ハキハキしていてとても感じの良い講師です。中学受験対策から大学受験対策まで幅広く指導できます、現在、札幌駅北口教室クラスシニアで、中高一貫校生2名と公立高校3年生の指導を担当しています。 - 内容
- 化学が苦手になってしまった原因、軌道修正、具体的な取り組みが詳しく書かれています。やはり、苦手である以上、時間をかけて基礎から固めることが大切です。使用教材が参考になります。なんとか得点できるようにすると意気込むよりも、とりあえず、うまく付き合ってみようかと思った方が楽に取り組めるのではないでしょうか。
はじめに
こんにちは、札幌医科大学医学部のWです。私は1浪を経て札幌医科大学医学部に総合型入試で合格しました。私は無機・有機化学をきっかけに化学がわからなくなってしまい、結局克服できずに現役の共通テストは5割、札医大の2次は4割しか点数を取れずに浪人してしました。
今回は化学が苦手だった私が、浪人1年間で得意ではないなりにも化学とうまく付き合っていけるようになった勉強法をお伝えします。特に化学が苦手・嫌いな方には役に立つ内容だと思うので、是非読んで、参考にしていただけると嬉しいです。
① なぜ私は化学が苦手になってしまったのか
これにはおおまかに2つの理由があります。
1つ目は、暗記が壊滅的に下手だったことです。
高校生の間の私は覚えたいことや理解したいことがあると、よく参考書を読んでいました。なぜなら十分な理解や知識がなければ問題を解いてもあまり意味がないと思っていたからです。しかし、今考えるとこれは大きな間違いです。もちろん十分な理解や知識は受験を乗り越えるためには不可欠です。そうなのですが、大半の人はインプットだけで知識を定着させることはできませんし、覚えた公式や解法を使いこなすことはできません。必ずアウトプットしながら、抜けている知識をインプットするという過程を繰り返すことが必要なのです。そのことに当時の私は気づけませんでした。
2つめは、自分のレベルを正確に分析して、受け入れられなかったことです。
私は早い段階で進路を医学部に絞っていたのですが、あまり理科の学習がうまくいっておらず高校3年生のころにはかなり焦りが出ていました。周りの上位校を目指す子は重要問題集などの難しい問題集を解いていて、人によっては過去問を解き始めているのを見て、私は基礎が固まっていないにもかかわらず自分のレベルにあっていない問題集に取り組み始めてしまいました。その後も軌道修正をせず、基礎を固めるために問題集のレベルを落とす勇気も出せずに1年無駄にしてしまいました。
② 浪人決定からの軌道修正、記述対策について
後期試験まで受けきり、予備校を決めたのち1か月ほど何もない期間ができました。そこで、高校の先生にアドバイスを頂きながら今後の方針を決めていきました。その中で課題として挙がったのはやはり基礎の抜けでした。そこで、私はせっかくの機会なのでフォローアップドリルからやり直し、間違えがあった単元や知識不足がうかがえる単元からリードαを用いて基礎から復習を始めました。
その後予備校に入ったものの、授業が自分のレベルや自分が最終的に到達したいレベルと合わないと思い、自学に努めました。浪人の1年間は10月ごろまでは2次対策をメインに取り組んでおり、その間はリードαをメインで解きこんでいました。難しい問題を解くことも大切ですが、自分の受験校の試験問題や得点パターンなどと合わせながらどこまでのレベルをどの程度仕上げていくのか考えることも大切です。
私の場合は基礎的な問題や典型問題、よくある応用問題くらいまでは絶対に落とさないようにしたかったのでリードαを解きこみましたが、より上を目指したい方は重要問題集やさらに上の問題集に取り組むことをお勧めします。自分の志望校よりも少しレベルの高い問題まで解けるようになっておくと、余裕を持って受験に挑むことができると思います。
また、私は現役の時に札医大の過去問は20年分以上解いていたので浪人中は直前期以外あまり取り組みませんでしたが、第一志望の大学の過去問はなるべく早く目を通して、傾向や自分に足りていないもの、今後特に力を入れたほうが良い範囲を知っておくことを強くお勧めします。実体験から、ある程度の力がつくまで解きこんでもあまり意味がないと思いますが、その大学がよく出題する単元や領域、どのレベル帯の問題を仕上げるのが良いのかなど知っておくことはその後の勉強に不可欠です。

③ 共通テストについて
私が人生で最も苦しんで、最も嫌いなテストが共通テストです。もう二度と受験生の立場では受けたくありませんし、受験が終わった今でもたまに悪夢として出てきます。その中でも特に理科には1番苦しめられて、難化も相まって現役時に1番得点率が低かったのは化学でした。浪人してからも7割くらいまでは簡単に上がったのですが、その後はうまく上がらず困っていました。
そこで、10月以降は思い切って共通テスト対策メインで進めることにして、マーク式問題集や短期攻略といった単元ごとに共通テスト対策ができる問題集に取り組み苦手単元やわからない典型問題をつぶしました。無機や有機の知識を総復習したいときはリードαを使っていました。その後は代ゼミ、駿台、Z会、東進の共通テスト形式の問題集を解いて、わからなかったところは必要・関連知識やよく間違うポイントをノートにまとめて(まとめノートの作成)、教科書で関連事項を確認していました。
共通テスト形式の問題集に関しては、私が苦手すぎたのでいろんな会社のものを解いていますが、普通は2∼3社分(河合、駿台、Z会の人が多いイメージ)取り組む人が多いです。復習のことまでよく考えて、手の回る範囲でできる限り取り組むことをお勧めします。
また、上記のようなまとめノートを作っていくと、模試や本番の時に見返したり、お守りにしたりすることができます。その時に、教科書は必ず開き、関連事項や関連するコラムなども見ておくと得点アップにつながります。
そして共通テスト対策に移る時期ですが、自分の受験においてどれだけ共通テストが大切で、現在とどれくらいギャップがあるかなどを分析しながら、自分の納得のいくタイミングを適切に見極めてください。
私は共通テストの点数がそれなりに必要な医学部を目指していたことと、化学が苦手だったので10月に始めましたが、あまり共通テストの配点が大きくないなどの事情があればそれより遅くても全く問題ないでしょうし、共通テストの問題を難なく解ける方は12月でも間に合うと思います。
特に、医学部などの共通テストは高得点を取らなければスタートラインにすら立てなくなるようなところを志望していたり、共通テストでそれなりに高い点数を要求される推薦方式や共通テスト利用を受験されたりする方は、共通テストで点数が取れなければ出願に踏み切れない場合や望んでいる進路から大きくそれた道に進まざるを得なくなることがざらにあります。
自分の将来に対しては自分しか責任を取ることはできないので、臨機応変に周りからのアドバイスを受けつつも、自分の信念を貫いて、早い段階で共通テストの目標点を取れるような実力を身につけるようになったほうがいいです。



終わりに
ここまで読んでいただきありがとうございました。私は決して化学が得意であると胸を張っては言えませんが、最終的にはうまく付き合っていけたと思っています。
苦手科目をいきなり得意科目にすることは難しいことですが、まずはうまく付き合っていくことを目指してみるのはどうでしょうか。受験勉強は辛く長い道のりかもしれませんが、あきらめず頑張ってください。あなたの受験がうまくいきますように!!!
画像引用元
フォローアップドリル:https://www.chart.co.jp/goods/item/rika/55057.php
リードα:https://www.chart.co.jp/goods/item/rika/72437.php
札医大赤本:https://akahon.net/book/detail/2736100
マーク式基礎問題集:https://www.kawai-publishing.jp/book/?isbn=978-4-7772-2740-2
短期攻略:https://www.sundaibunko.jp/contents/book/6528/
駿台実践問題集:https://www.gakusan.com/home/info.php?code=0000010359396
代ゼミ実戦問題集:https://www.yozemi.ac.jp/books/1422472_3425.html
Z会実戦模試:https://www.zkai.co.jp/books/guide/id-3303/
東進実戦問題集:https://www.toshin.com/books/archives/2022/03/post_132.html
数研出版 化学基礎・化学教科書:https://www.chart.co.jp/kyokasho/22kou/kagaku/
まずはお気軽に、お悩みやご不明点などお聞かせください。
教務スタッフが親身にお答えします。
電話受付時間(日・祝を除く10時~21時)
-
W講師の
最後まで足を引っ張って私を苦しめた物理…私の物理学習法 -
W講師の
基礎の抜けを克服 化学とうまく付き合っていこう!!!!! -
S講師の
解説を読んだらわかるけど、そんなの自分では思いつかないゾ!という数弱の皆さんへ -
S講師の
高3春からでも間に合う 苦手な化学の克服法 -
O講師の
数学偏差値40台から北海道大学医学部に合格した勉強法 -
O講師の
北大英語で8割が取れる勉強法 -
U講師の
物理が苦手な状態から、北大総合理系物理重点1位を取った勉強法 -
U講師の
追試を受けるほどの状態から数学を得意・武器とした勉強法 -
鈴木講師の
勉強を楽しむ -
N講師の
北大物理で9割近くの点数で安定する勉強法 -
O講師の
センター生物からみた過去問の重要性と共通テスト対策 -
O講師の
受験数学で「頭打ち」から抜け出すために必要な考え方と勉強法 -
H講師の
物理を0から得意科目に -
T講師の
化学を得意に -
E講師の
「自分との闘い」と「物理」 -
M君の
難関私大入試の英語の勉強法 -
T講師の
数学で高得点を取るために(二次試験対策) -
M君の
おすすめの化学の勉強方法 -
M君の
物理学習に対する心構え -
Uさんの
偏差値33からの大逆転 -
K・Yさんの
数学を武器にする(トップ高校での数学学習法) -
M君の
数学学習上のヒントについて -
Sさんの
英語の長文読解のヒントについて -
H君の
数学のすゝめについて -
K君の
現代文の勉強法について -
K君の
化学の勉強法のヒントについて -
A君の
物理学習のヒントについて -
T講師の
人工知能の研究について
