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成績UPのヒント
勉強を楽しくすると学力が伸びます

鈴木講師の
勉強を楽しむ

楽しんでやれば間違いなく学力が伸びます。

北海道大学医学部医学科2年 鈴木講師
北海道大学医学部医学科2年 鈴木講師
著者
群馬県の公立高校出身で北大医学部医学科には現役で合格しています。現在シニアでは、公立中学生1名、中高一貫校生を3名指導中です(R3年10月現在)。
中学、高校ではバスケ部、ハンドボール部に所属していたスポーツマンで、いつも笑顔で接してくれるとても感じの良い講師です。
内容
とにかく、勉強は楽しみながら進めることが大切で、それができれば自ずと成績も伸びてくる、というのをモットーにしている講師です。いろいろと誘惑の多い現在、勉強よりも楽しいことがいっぱいあって、勉強はとかく辛いものになりがちですが、自身の勉強の楽しみ方が教科毎に述べられています。
皆さんもこれを参考に、自分なりに各教科の楽しみを見つけて(見いだしてと言った方が良いかもしれません)、楽しみながら勉強を進めて欲しいと思います。
どうせやるなら楽しくやる、楽しくやれば、成績は間違いなく伸びますよ!

はじめに

こんにちは。札幌家庭教師シニアで家庭教師をしている鈴木といいます。私は高校のころから勉強を楽しんでやるようにしていました。今回は私がどのように勉強を楽しんでいたかについて書いていきたいと思います。私は、これを読んで、勉強に対する考え方が読む前よりもポジティブになる人が一人でもいたらいいと思っています。高校生だけでなく、勉強が楽しくないと思っている中学生にも読んでもらい、高校受験に対してのモチベーションにしてもらえると嬉しいです。ただし、私の楽しみ方が合うか合わないかは皆さん次第なので、一つの考え方として見てもらえると嬉しいです。

教科ごとの楽しみ方

教科ごとの楽しみ方を話す前に、私が勉強を楽しむようになったきっかけを話したいと思います。

私は中学生のころまでは勉強が大嫌いでした。なんで勉強をしないといけないのか、なんの役に立つのか、社会に出てから使うのか、と考えてばかりで全く勉強を楽しんでいませんでした。高校に入ってからも初めのころは勉強を楽しめてはいなかったのですが、次第と考え方も変わり楽しめるようになってきました。

高校に入って今までよりも専門的な勉強が始まると、それぞれの教科が日常生活や現在世界で起こっている出来事などと結びついていることも多く、面白いと思い始めました。また、私の親も趣味のための勉強を楽しみながらする人であったので、その姿を小さいころから見ていました。その姿がやっと高校に入ってから理解できたため、より勉強を好きになれました。

ここからはそれぞれの教科をどのように楽しんでいたかについて、大学入試で使った教科に限って話していきたいと思います。

国語

私は理系なので、周りの人は国語で苦しむ人がとても多かったです。ただ、私は一番国語が得意でした。楽しみながら勉強を行っていたため、苦にならずに時間をかけることが出来たからだと思います。

国語の勉強は、古文漢文を重点的に行う必要があります。古文漢文を解くためには単語や文法的な知識が必須になります。その知識さえ覚えてしまえばある程度は解けるため、そこを重視してほしいのですが、それでは覚えるだけで辛いという人もいると思います。単語や文章は現在では異なる意味を持つものがありますが、言葉の本来の意味などがもとになっていることも多いため、似たようなものをまとめると覚えやすくなります。現在の意味と比較しながら見ると面白いと思います。

また、古典に関する最低限の知識を持っていると、楽しく文章が読めるようになってきます。例えば、古文の文章はその当時の状況をよく表していて、戦争や飢餓が多ければその様子を伝え無常観を示したり、男女の関係を示していたり、現在でもあるあるのような文章であることが多く、毎回読むのが楽しかったです。

皆さんも、現在と昔の違いや同じところを古典から見比べてみると、国語という教科が面白くなると思います。

数学

数学は私の苦手教科の一つでした。そのため、私が楽しむことに一番苦労した教科でもあります。

数学を勉強する際は何度も解きなおして、苦手な分野をなくすことが一番重要なことだと私は思っています。しかし、その作業はとても苦しいことです。何度やっても解き方が思い浮かばない問題や計算が面倒な問題があると嫌になります。

ただ、逆に難しい問題が解けるようになり始めると、それがとても達成感にあふれたものとなります。それが一つの楽しみ方だと思います。

また、様々な公式がどのような場面で使われているのかを、なんとなくでも知るだけで楽しめる人もいると思います。

さらに、数学を楽しむことは将来の仕事などに対しての興味を広げることにもつながることになると思います。

日常生活と結びつけることで、数学をもっと身近なものに感じられるようになるはずです。

英語

英語は、今後最も重要かつ必要になってくる教科の一つです。そのため多くの大学が重視している科目だと思います。

英語は単語の暗記、リスニング、文法問題、長文読解など、やることがとても多いと思います。文法問題は多くの知識を組み合わせれば解けるものなので、私は、パズルのような感覚で楽しんでいました。

単語は覚えるのが苦手だったので、長文を解きながら、わからないものはその都度覚えるようにしていました。そのため、文脈の中で生きた単語を覚えられて、楽しめました。

長文はテーマがいろいろあるので、楽しめる人が多いと思います。物語の文であれば、その話自体を楽しめばいいと思います。ほかの長文では現代社会の問題を扱うことも多いため、日常生活と深く結びつけられます。英語は、この教科以外の知識も含めたくさんの知識があるほど理解力が増すため、どんどん面白くなると思います。

社会(地理)

社会は一番、日常生活と密接にかかわりあっている教科だと私は思います。私は地理のみを受験で使いましたが、地理にしても歴史にしても、すべてに現在の様々な問題の原因や解決策が隠れていると思います。

そのため、今自分が理不尽に思うことや、疑問に思うこと等のヒントが社会を学ぶことでたくさん得られると思います。そうすることで、知識がより洗練されることになると思いますし、これからの時代を生きていく際に、多くの選択肢を得ることが出来るようになると思います。幅広い知識から想像力なども生まれてくるので、日常生活も楽しくなると思います。

理科(物理・化学)

理科も数学と同じく私の苦手教科です。ただ、理科を楽しむことは皆さんの多くの方がすでにできていることだと思います。皆さんも小学生のころから理科の実験を行うことがあったと思います。高校で実験を行わないところもあるとは思いますが、YouTubeなどで実験動画を見ることが出来る時代です。そういったコンテンツを使うことで実際にどのような現象が起こっているか目に見えて分かり、楽しいと思います。

理科は計算問題なども多いと思いますが、現象を理解しながら行えば少しは楽になるのではないでしょうか。

楽しむことのメリット

これまで各教科の楽しみ方について話してきました。ここからは楽しむことのメリットを4つ話していきたいと思います。

1つ目のメリットは、楽しめば楽しむほど勉強時間が伸びることです。勉強時間が伸びると多くの知識が身についてさらに楽しくなります。そのため、間違いなく学力は伸びます。

2つ目のメリットは、進路や夢が決まっていない人の選択肢が増やせるようになることです。興味を持つことが増えれば、今までの自分にはない進路を選ぶことが出来るようになります。

3つめのメリットは、様々な問題を解決することを楽しめるようになることです。高校時代に問題を解くことを楽しめば将来様々な問題が起きた際に、いろいろな知識を結び付けながら解決できるようになると思います。

4つ目のメリットは、楽しんで勉強していれば助けてくれる人が現れるということです。同じ志の友達や家族、先生など多くの人が気にかけてくれるようになると思います。

最後に

高校生活は3年間です。その3年間を勉強に捧げることは、決して悪いことではないと思います。是非その時間を勉強に費やしてみてほしいです。勉強を3年間やるのであれば楽しい3年間のほうがいいと思います。周りの人への感謝もしつつ、勉強を頑張ってください。最後まで読んでいただきありがとうございました。勉強を楽しんでください!

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