(カテゴリ:専任・S村 )
閲覧ありがとうございます! 専任講師のS村です。
苦手とする人も多い数学。
なぜこの科目を学ばなきゃならないんだろう…そう思う人も多いと思います。
今回は、文系科目を主に教えているS村が、その意義を考えてみたいと思います。
個人的な意見ですから、参考程度に読んでみてくださいね。
説明上手になるため
数学を学ぶ理由の一つに、人にわかりやすく説明できる人間になるため、という事があると思います。
数学では、証明問題をはじめとして、問題を論理的に解く力が求められます。
論理的に解く力が養われることはすなわち、理路整然と話を組み立てられる力が身に付くことに繋がります。
理路整然と話を組み立てて人に説明ができる力は、年齢を問わずして求められるものです。
もちろん、語彙力、知識量、TPOに応じて言葉を使い分ける力等々も、説明上手になるためには必要です。
しかし、話の組み立てがめちゃくちゃになってしまうと、それらも上手に活かせなくなってしまうことにつながりかねません。
数学を学ぶという事が、意外にも「説明」という部分で活きてくるとS村は考えます。
目の前の問題を自分で解決する力を養うため
もう一つの理由に、問題解決能力の向上が挙げられるとS村は考えています。
数学は問題を通し、知識や経験を活かしてバラエティに富んだ問題を解くことを繰り返します。
その点、数学は、問題を解決するための力を養うのにうってつけと言えるでしょう。
実は、国語や社会などの文系科目は知識やテクニックを重視することが多いため、問題や解答のパターンが数学よりは限られてきます。少なくとも私はそう捉えています(ただし、国語には国語の、社会には社会の勉強する意義が当然あります。ここでは割愛)。
実社会に出れば(いや、その前からかも)、「答えのない問題」に突き当たることがあります。
その時に役立つのは、「数学の問題に如何に触れてきたか」ということなのだと思います。
おまけ:無駄な教科・科目なんてない
よく、「社会なんて覚えるだけだし、こんなの将来使わないでしょ」「数学の関数なんて社会人になったらどこで使うんだ」「古文漢文なんて使う場面がないのに何で勉強しているのかわからない」という議論が巻き起こっているのを目にします。
確かに、各教科の扱っている具体的な内容は、実社会で使うことはほとんどありません。
しかし、その教科を勉強するにあたっての経験は、必ず社会で役立っているものなのです。
先ほどの数学の話でいえば、説明の構成や問題解決能力の育成をしています。
古文漢文や社会は、「物を覚える」という作業の練習をしているのです(社会に出ても、もちろん覚えることは山ほどあります)。
表面的に見るといらなそうな教科でも、あなたの人生において役立ってない教科など、一つもないのです。
長くなってしまいました。
繰り返しますが、あくまS村個人の意見です。参考程度にしてくださいね。
冬到来です。
体を冷やさぬよう、暖かくして、ココアでも飲みましょうか。
㈱シニア 札幌家庭教師派遣センター 専任講師 S村