2014年9月19日の記事
社会人の方で、家庭教師という1対1の指導を希望される方がいます。理由は、それぞれ違います。看護師を目指して専門学校を受験するため、公務員の内部試験対策のため、公務員試験受験のため、再就職のためのSPI試験対策、大学再受験等々です。
また、合格を目指す時期も、それぞれ違います。是非、次の試験でという方もいれば、今の学力状況から、1年後、2年後を目処に考えている方もいます。
我々が、小学生、中学生、高校生に家庭教師を派遣する場合、生徒にやる気があって、スムーズに指導出来る場合も、もちろん、あります。
しかし、中には、やる気がなかったり、モチベーションが低かったりで、スムーズに指導が進まない場合もありります。
そういう時、家庭教師は、いろいろな手段を試みて、生徒のやる気を高め、授業を進めます。
これに対し、社会人の方は、目標に向けた強い意志を持っています。つまり、やる気とか、モチベーションとかではなく、意志力です。
我々が仕事をする上でもそうですが、今日はやる気が起きないからしない、モチベーションが下降気味なのでしない、では仕事はできません。やる気があろうとなかろうと、モチベーションが高かろうが低かろうと、やるべきことはやる、決めたことはやる、そういう意志力に基づいて仕事をしています。
社会人の方は、このような強い意志力に基づいた目標があります。我々が家庭教師を派遣させていただいても、やる気がないので授業が進まないということは、まず、ありません。したがって、計画を立て、ひとつひとつ積み重ねていけば、自ずと、合格は見えてきます。
家庭教師に限らず、社会人の方の目標に向けた学習を応援してくれる教育機関は結構あります。勉強することに、遅い早いはありません。自分に合った学習方法を見つけ、少しでも早く、目標を達成して欲しいと思います。
札幌家庭教師シニア 教務部
2014年9月17日の記事
シニアの家庭教師で、毎回の指導で小テストを実施し、生徒の成績を伸ばしている家庭教師がいます。あるいは、指導中、生徒の勉強に対するモチベーションが上がらず、「小テストを取り入れてみようと思うのですが・・・・」との相談を受ける事があります。
小テストを実施する事により、成果があった、生徒のやる気が出た、集中力が高まった、ということがあれば、小テストは実施した方が良いということになります。
しかし、小テストを実施することにより、生徒に嫌悪感を抱かせたり、あるいは、そのレベルではないような場合には、小テストは控えた方が良いという事になります。まずは、理解する事を優先すべきです。
限られた指導時間の中で、小テストを実施する場合,以下の注意が必要です。
1、小テストを行う目的を明確にする。理解の確認のため、ケアレスミスの矯正のため、宿題を行ったかの確認のため等。
2、時間は10分くらいを目安とする。小テストなので、だらだら時間をかけてもしょうがないし、その後の指導時間が短縮される事になってしまいます。
3、小テストの内容は、数学の計算問題、英語の単語、理科・社会の暗記分野にする。
4、応え合わせは、すぐに行う。そうすることで、自分のミスを明確に意識する事ができる。
以上を意識して小テストを行えば、相当の効果は期待できます。
そして、このことは、なにも家庭教師がついているからできるということではなく、生徒ひとりで学習していても十分実践できます。だらだら勉強に陥っている生徒は、是非、実践してみて下さい。
以下、シニアの家庭教師が小テストを実施し、成果を出した事例をご紹介します。
生徒の状況としては、五教科で400点ぐらいは常時得点していました。ただ、ケアレスミスが多く、なかなかひとりでは克服できない状況にありました。目標の上位校に向けてのモチベーションも今ひとつ。
シニアの専任家庭教師で指導を開始し、毎回小テストを実施しました。その家庭教師の小テストは、
・英語の単語テスト、数学の計算問題といった簡単な問題に限定する
・5分から10分という時間を決め、とにかく、その時間内に終わらせてもらう
・終了後、すぐに答え合わせを実施し、どういうミスをし、それはなぜか(覚えていない、ケアレスミス等)を話し合う
という内容の小テストでした。
この小テストの成果が以下の点です。
まず、小テストとはいえ、点数は付けるので、生徒は、次回ではもっと、というように学習に対するモチベーションが高まった。
次に、小テスト後、すぐにl応え合わせを行うので、生徒の最大の弱点であったケアレスミスを、生徒にしっかり自覚してもらい、その対策が実践できた。
さらに、ケアレスミス対策を実践できた事により、定期試験の点数が順調に上昇し、五教科で、450点前後を安定して取れるようになった。
このような成果の下、生徒は、目標の高校に余裕で合格しています。
札幌家庭教師シニア 教務部