2014年12月23日の記事
札幌の歩道は、恐ろしくらいツルツル状態です。因みに、私の住んでいる札幌市東区は、暴風雪と同じくらい危険な状態です。
ところで、今回は、いわゆる、塾について、少しお話させていただきます。
我々が、電話、メール等で家庭教師についてのご相談を受ける場合、家庭教師を検討された理由をお伺いすると、
塾に通っているけど成績が上がらない、塾に通っているにもかかわらず成績が下がった、あるいは、塾に行っているけど成績は上がったり下がったり、ということが多いように思います。
中には、塾を3つ変えて通わせていたという方もいます。
確かに、塾の場合、自宅の近所にあったり、友達が通っていたりしていて、家庭教師よりも身近な存在です。
また、塾は、勉強対策としては極めて一般的な対策として認知されており、保護者の方からしても安心感があると思います。
しかし、成績向上のために塾に通っているにもかかわらず、成績が下降したということであれば、塾に通う意味はありません。
そして、塾でそもそも成績向上は可能かということ考えてみると、学校という集団形式の学びの場で、なかなか成績を伸ばせない生徒が、同じ集団形式の塾で成績を伸ばすというのは難しいといえるのではないでしょうか。
それぞれの生徒が、本当に理解しているかどうかを、集団形式の中で見抜くことは困難だからです。
もちろん、塾がダメだと言っているわけではありません。これだけ一般的に認知された存在であり、順調に成績を伸ばしている生徒もいるわけですから。
要するに、生徒にとって、効果的かどうかがという視点が大切だということです。
シニアの家庭教師で以前指導させていた札幌市内の生徒で、中学1年生にもかかわらず通分ができなかった生徒、中学3年生で九九が曖昧だった生徒がいました。いずれも、塾に長く通っていた生徒です。
このように、塾に通われていた生徒で一番心配なのは、当然理解しておくべき所を理解していなかったり、特定の単元が抜け落ちていたりすることです。
1対1の指導とまでは言わなくても、個別の対策ではないと見抜けない部分です。
生徒からすると、友達が通っているから、先生が面白いから、慣れているから等の理由で、塾は通いやすい存在だと思います。
しかし、先にも述べた通り、生徒にとって効果的かという視点がとても大切です。
勉強対策をご検討される場合、保護者の方は、是非、このような視点からお考えいただければと思います。
札幌家庭教師シニア 教務部