「2012年2月」のアーカイブ

昨日、北海道教育委員会から、公立高校入試の最終出願状況が発表され、人気学科での倍率の微増が見受けられました。倍率が気がかりで、弱気になっている生徒、保護者の方もいらしゃるかと思います。しかし、ここまで来れば、倍率など関係ありません。試験当日まで自分のやるべき事を決め、それを淡々とこなしていくだけです。試験は、落とすためのものではなく、合格させるためのものです。普段通り落ち着いて、自分の出来る範囲のものをこなして行く事が大切です。

公立高校の入試まで１週間となりました。受験生にとっては、大変な時期だと思います。ここまで来れば、あれもこれもと手を広げず、今までやってきた事の、正確性と確実性を追求することが大切です。直前に焦りまくっても、決して良い事はありません。ある意味、開き直って、落ち着いて試験に臨める様、今までやってきた事を信じるべきです。

テストの見直し/札幌市、札幌市近郊では、中高一貫校を除いて、定期テストが終了している学校が多いと思います。皆さんは、遊びの方に目が向いているかもしれませんが、もう少し先延ばしして、今回のテストの見直し、特に、ケアレスミス対策をしておいて欲しいと思います。ケアレスミスは、皆さんが思っているほど甘いものではありません。なぜ、そのようなミスをしたのか、自分は、どのような問題パターンならミスをし易いのか、強く意識する事が大切です。そして、自分のミスを、３つ位にパターン化し、次回、同じような問題形式が出題された時に、危険信号が出せるようになるまで、意識しておくべきです。その繰り返しが、ケアレスミスを、限りなくゼロに近づけます。

先日、札幌の中高一貫校の先生とお話をする機会がありました。毎年、相当のレベルの生徒が入学するとの事ですが、１年目の中盤ぐらいから、少しづつ遅れだす生徒がいるそうです。１度遅れだすと、本当に大変だそうで、そうならないためにも、毎日の学習の重要性を語っておられました。そして、最後に、難関大学を目指し、合格する事も、生徒達にとっては大切な事だが、それと同時に、しっかりとした人間性を身につけていってほしいと。

札幌教師シニア本部教室では、本日、午後１時より、中３生対象の入試直前リハーサルテスト講座が実施されています。日曜日、そして、吹雪という天候という中、多数の受験生が模試に望んでいます。汽車が止まり、保護者の方が車で送ってくれた生徒、遠くは、千歳からの生徒もいます。先日行われた冬期講習会に比べ、生徒たちには、ピリピリした緊張感が漂っています。何度か模試を受けることによって、時間配分を体得できると共に、より冷静に本試験に臨めるようになるはずです。

何か問題が発生したときに、自ら解決できない、解決するには未知の部分がある、あるいは、解決するには相当の年月がかかるというような場合、一歩引いて、思いとどまらなければならないのだと思います。増してや、その発生するであろう問題が、人の生命に直接関わり、また、もっと大きく言うと、人類の存亡に関わる問題という事であれば、より一層、思いとどまらなければなりません。多数者支配という民主制の過程で是正できないとすれば、やはり、司法府しかないのでしょうか。本来、司法の判断になじむ問題ではないのですが。

札幌では、インフルエンザ警報が発令され、札幌市内の小中高校では、学校閉鎖が相次いでいます。現在、インフルエンザに罹っている生徒さんは、本当に、辛い状況にあると思います。受験生にとっては尚更でしょう。しかし、そういう時は、神が与えてくれた静養期間だと開き直り、しっかり休む事が、一番大切です。その方が、少しでも早く、回復するはずです。また、未だ、インフルエンザに罹っていない生徒さんは、手洗い、うがいは、もちろんの事、少しでも汗ばんだら、直ぐに着替える、という事も、忘れずに行ってみて下さい。

札幌家庭教師シニアの会員の方には、定期テスト対策問題集が届いていると思います。自分が理解している、あるいは、自信があると思っている単元であっても、いざ、具体的な問題にあたってみると、ミスをしたり、間違ったりという事はよくあります。従って、テスト前には、必ず、具体的な問題を解いてみて、自分の理解を確認し、間違ったところは、本番で同じ間違いを繰り返さないよう意識する事が、とても、大切です。そのような趣旨で、定期テスト対策集を有効に利用して下さい。

受験生にとっては、いわゆる、正念場を迎えている事と思います。この時期、あれもこれもと、慌てふためいても仕方ありません。残りの期間で、自分のやれるべき事を見極めて、後は、迷わず、それを、淡々とこなしていくことが大事です。遊びたい気持ちは良くわかりますが、それは、受験が終了すれば、存分にできます。今は、何よりも、受験に集中する事が肝要です。