2012年3月28日の記事
昨日、文科省から、来春より高校1年生が使用する教科書の検定結果が公表されました。小・中に続き「ゆとり教育」からの転換の下、学力重視の傾向が顕著になりました。全体の平均ページ数が増え、数学では27.2%、理科では16.5%、英語では25.2%増加しました。確かに、高校生の学力レベル向上の要因とはなるでしょう。高校生には、今まで以上の学習効率が求められます。しかし、学力低下の真の原因は、何よりも、自宅での学習時間がきわめて少ない事に基因しています。つまり、自宅で、ほとんど勉強していない生徒が多数存在するという事です。したがって、学力低下からの脱却のためには、自宅での一定の学習時間を確保し、それを、継続していくことが、とても大切であると考えます。学習効率という概念も、一定の学習時間が確保されてからの問題です。多くのご家庭に家庭教師を派遣させて頂いている我々の、率直な感想です。