2013年6月15日の記事
今日の札幌は、朝方、雨が降っていましたが、午後からは快晴に恵まれ、心地よい風が吹いています。最近、新聞紙上で大学入試制度改革が話題になっています。文部科学省が、大学入試センター試験を廃止し、高校在学中に複数回受験できる「到達度テスト」を創設する検討に入りました。早ければ、5年後をめどに導入する考えのようです。確かに、センター試験は、一発勝負で、知識、暗記に過大に頼らなければならない面があります。受験勉強も、必然的に「つめこみ学習」になりがちです。しかし、「到達度テスト」を導入したからといって、その中身を工夫しなけれが、「つめこみ学習」からの脱却は難しいように思います。求められているのは、基礎学力を前提とした応用力のはずです。応用力というと、なにか大変なような気がしますが、所詮は知識と知識の組み合わせです。見たことが無い問題に対して、今ある知識を前提に、論理的に推論していくことです。日頃から意識し時間をかけて学習すれば身に付いて行きます。「到達度テスト」の中身が、このような学習を促すようなものであれば、大賛成です。