家庭教師シニア本部 スタッフからのメッセージ

歴史から生まれた言葉たち Vol.21「志学」

(カテゴリ:専任・S村

閲覧ありがとうございます! 専任講師のS村です。

今回も、歴史の中から生まれた言葉をご紹介します。

 

今回取り上げる言葉は、「志学(しがく)」

意味は、「学問にこころざすこと、または、15歳の異名」というものです。

「こころざす」とは、「目的・目標を立て、そのことをしようと心に決める」ことをいいます。

 

「志学」の由来

孔子の言葉をまとめた『論語』の中に、こういう一節が出てきます。

 

子曰、

「吾十有五にして学に志す。

三十にして立つ。

四十にして惑はず。

五十にして天命を知る。

六十にして耳順(したが)ふ。

七十にして心の欲する所に従へども、矩(のり)を踰(こ)えず」

 

現代語に訳すとこういうことになります。

先生がおっしゃるには、

私は15歳のとき学問に志を立てた。

30歳になって、その基礎ができて自立できるようになった。

40歳になると、心に迷いがなくなった。

50歳になって、天が自分に与えた使命が自覚できた。

60歳になると、人の言うことがなんでも素直に理解できるようになった。

70歳になると、自分がしたいと思うことをそのままやっても、人の道を踏みはずすことがなくなった」と。

 

この「学に志す(学問に志を立てた)」という箇所から、志学という言葉がうまれました。

 

15歳は勉強に目覚めるチャンスでもある

孔子もそうであったように、皆さんにとっても15歳という時期は、受験に合格するという目標を通して、勉強に目覚めるチャンスの時期でもあります。

実際に、S村が見ている生徒さんでも、受験勉強中に「数学が好きになった」「理科が好きになった」という人がいらっしゃいました。

勉強に真正面から向かう時期だからこそ、各教科の「醍醐味」にふれることも多くあるでしょう。

受験対策を通し、勉強の楽しさを見つけ出せたら、高校に行っても勉強意欲が保たれるのではないかと思います。

 

楽しい受験ライフを送りましょう!

 

 

 

㈱シニア 札幌家庭教師派遣センター 専任講師 S村