(カテゴリ:専任・S村 )
閲覧ありがとうございます! 専任講師のS村です。
今回も、歴史の中から生まれた言葉をご紹介します。
今回取り上げる言葉は、「志学(しがく)」。
意味は、「学問にこころざすこと、または、15歳の異名」というものです。
「こころざす」とは、「目的・目標を立て、そのことをしようと心に決める」ことをいいます。
「志学」の由来
孔子の言葉をまとめた『論語』の中に、こういう一節が出てきます。
子曰、
「吾十有五にして学に志す。
三十にして立つ。
四十にして惑はず。
五十にして天命を知る。
六十にして耳順(したが)ふ。
七十にして心の欲する所に従へども、矩(のり)を踰(こ)えず」
現代語に訳すとこういうことになります。
先生がおっしゃるには、
「私は15歳のとき学問に志を立てた。
30歳になって、その基礎ができて自立できるようになった。
40歳になると、心に迷いがなくなった。
50歳になって、天が自分に与えた使命が自覚できた。
60歳になると、人の言うことがなんでも素直に理解できるようになった。
70歳になると、自分がしたいと思うことをそのままやっても、人の道を踏みはずすことがなくなった」と。
この「学に志す(学問に志を立てた)」という箇所から、志学という言葉がうまれました。
15歳は勉強に目覚めるチャンスでもある
孔子もそうであったように、皆さんにとっても15歳という時期は、受験に合格するという目標を通して、勉強に目覚めるチャンスの時期でもあります。
実際に、S村が見ている生徒さんでも、受験勉強中に「数学が好きになった」「理科が好きになった」という人がいらっしゃいました。
勉強に真正面から向かう時期だからこそ、各教科の「醍醐味」にふれることも多くあるでしょう。
受験対策を通し、勉強の楽しさを見つけ出せたら、高校に行っても勉強意欲が保たれるのではないかと思います。
楽しい受験ライフを送りましょう!
㈱シニア 札幌家庭教師派遣センター 専任講師 S村