家庭教師シニア本部 スタッフからのメッセージ

歴史から生まれた言葉たち Vol.23「雨だれ石を穿つ」

(カテゴリ:専任・S村

閲覧ありがとうございます! 専任講師のS村です。

今回も、歴史の中から生まれた言葉をご紹介します。

 

今回取り上げる言葉は、「雨だれ石を穿つ(あまだれいしをうがつ)」

意味は、「どんなに小さな力でも。根気よく続けていればいつか成果が得られること」というもの。

努力は一朝一夕にして成り立たず。

 

「雨だれ石を穿つ」の由来

中国の漢の時代、とある小国の王が反乱を起こそうとした際に、それを阻止するために牧乗(ばいじょう)という家臣が言った言葉が、「雨だれ石を穿つ」の由来とされています。

彼は反乱を起こそうとした王に対して、「泰山(たいざん)から染み出る雨の雫が滴り落ちるだけでも、それが繰り返されると石に穴を開けるでしょう」と言っており、どんな小さな事柄でもそれが積み重なるといずれは大きな災いになってしまうということを王に伝えたかったとされています。

この言葉の意味が転じて、「小さな力でも継続していけば必ず成果が得られる」という意味になりました。

 

5分からの努力が実を結ぶ

さて、勉強の話。

皆さんは勉強において、毎日何か続けていることはありますか?

努力を続けるにはそれ相応のモチベーションが必要となってきます。

そのキープが難しくなった時、人は努力する意義を見失ってしまいます。

そういった場合、長い時間をかけて努力をするのではなく、逆に短い時間の努力を積み重ねてみましょう。

おススメは「5分間の努力」

英単語を5分で覚えられるだけ覚えてみる。文章題を1題解いてみる。社会の単語を覚えてみる。

これならば、モチベーションをキープすることができると思います。

そして、これらの努力が積み重なった時。

雨だれ石を穿つという言葉のように、勉強面で何かの成果が得られるはずです。

 

 

 

寒暖差が激しくなってきました。体調に気を付けてくださいね。

 

 

 

㈱シニア 札幌家庭教師派遣センター 専任講師 S村