家庭教師シニア本部 スタッフからのメッセージ

歴史から生まれた言葉たち Vol.25「禍を転じて福となす」

(カテゴリ:専任・S村

閲覧ありがとうございます! 専任講師のS村です。

今回も、歴史の中から生まれた言葉をご紹介します。

 

今回取り上げる言葉は、「禍を転じて福となす(かをてんじてふくとなす)」

意味は、「身にふりかかった災難を活用して、そのまま自分に役立つものとして利用するさま。あるいは、厄介ごとが一転して幸福の種に転じるさま」というもの。

ミスをした時、あなたはどんな気持ちになりますか?

 

「禍を転じて福となす」の由来

中国の戦国時代、斉(せい)という国が、隣国の燕(えん)に攻め込んで領地を奪ったときのこと。

燕の蘇秦(そしん)は王に頼まれ、領地の返還を交渉しに斉に行きました。

彼は斉の王に会うと、「今に強大な国の秦(しん)が攻め込んで来ますよ」と脅かします。

その上で、「昔から『禍を転じて福と為なす』ということばがあります。奪った領地を返してやれば、燕だけでなく、秦も喜びますよ」と述べました。

そして、「この両国が斉になびけば、王の威信はますます高まることでしょう」と説得すると、斉王はこの策に従ったということです。

この故事から、「禍を転じて福となす」という言葉が生まれました。

 

ミスをした!→その後どうする?

勉強をしていれば誰しもが何かしらのミスをすることがあります。

大事なのは、そのミスから何を見出して、今後に生かしていくかです。

 

例えば、数学で計算ミスをたくさんしてしまったと思います。

多かれ少なかれ、動揺があるのではないでしょうか。

そうしたときに、「次にミスをしないためにはどうするか」を考えてみてください。

 

計算ミスをしてしまった。ではそれを防ぐためにはどうするか。

見直しをしっかりと行う。もっと計算練習を重ねる。

 

こうした対策を打ち出し、実行に移せるかどうかが、今後のミスを防ぐ手立てとなります。

まさに、「禍を転じて福となす」、ですね。

 

 

 

勉強大変でしょう。

疲れたら、一休みするのが吉!

 

 

 

㈱シニア 札幌家庭教師派遣センター 専任講師 S村