家庭教師シニア本部 スタッフからのメッセージ

歴史から生まれた言葉たち Vol.28「完璧」

(カテゴリ:専任・S村

閲覧ありがとうございます! 専任講師のS村です。

今回も、歴史の中から生まれた言葉をご紹介します。

 

今回取り上げる言葉は、「完璧(かんぺき)」

意味は、「完全で、欠けている点がまったくないこと」というもの。

あなたは完璧主義?

 

「完璧」の由来

中国の戦国時代の話。

趙(ちょう)の国にあった「和氏の璧(かしのへき)」と呼ばれる立派な璧(輪の形をした平たい玉器)を、秦(しん)の国王である昭王(しょうおう)が欲しくなって、「秦にある15の城と交換したい」と申し出ました

趙の家臣、藺相如(りんしょうじょ)が秦の国へ使いに行きましたが、昭王は城と交換する気配がありません。

藺相如は璧を命懸けで持ち帰り、その璧は傷一つない状態だったと言います。

この故事は「完璧而帰(璧をまっとうして帰る)」呼ばれており、ここから、欠点が全くないさまを「完璧」と表すようになりました。

 

完璧を狙うか、まんべんなくを狙うか

勉強においても、完璧にその分野を仕上げたいという人と、70点くらいをまんべんなく取りたいという人の二タイプに分かれるのではないかと思います。

大切なのは、自分がどちらのタイプなのかをよく見極めること。

実はまんべんなくタイプなのに、自分のことを完璧主義者だと思って勉強にあたると、自分に合わない勉強方法で苦しむことになります。逆も然り。

自分がどういうタイプなのかを見るためには、友達や先生などに聞いて、「自分がどのようにみられているか」を意識すると良いかもしれません。

 

 

 

㈱シニア 札幌家庭教師派遣センター 専任講師 S村