(カテゴリ:専任・S村 )
閲覧ありがとうございます! 専任講師のS村です。
苦手な人が多い古文。
よく聞くのが、「なんで古文を勉強しなければならないのか」という嘆きの声です。
古文をなぜ学ぶのか。今回は、S村の考えを皆さんにお伝えしようと思います。
確かにそうかも…
S村は、古文を学ぶことによって「先人の知恵」を拝借することが最大の意義であると考えています。
『徒然草』なんかは特にそうですね。人生訓と言っても過言ではありません。
ただし、私がこういうと必ずと言っていいほど次のような反応が返ってくるのです。
「S村先生はそう思うかもしれないけど、私は古文に知恵を求めることなんてない」
うーん、確かに。
古文に人生のヒントを求める人は限られるかもしれません。
さらにこうも言われたことがあります。
「知恵をもらえることは分かったけど、何も文法を学ばなくてもいいんじゃないですか?」
これも唸らされる一言でした。
それでも古文を学ぶのは
では、なぜ我々は古文を学んでいるのでしょう。
それは、「知識を活用する力」を育むためだといえます。
古文で覚えるべき単語は、高校生で多くても350語ほど。覚える文法も圧倒的に英語よりも少ない。
後は覚えている単語や文法を使って、初見の問題にどのくらい対応できるのか。
言い換えれば、知識を使って未知の問題に対応できるかどうか。
その力量を育むために、我々は古文を学んでいるといっても過言ではないのです。
数学や理科等で、公式や定理を使い未知の問題に取り組んでいくことと、その本質は変わりありません。
まとめ
古文を学ぶ意義は2つあります。
1つは、「先人の知恵」を拝借し、自分の人生に生かすこと。
そしてもう1つは、得た知識を問題解決に活用する力をはぐくむこと。」
どうでしょうか。皆さんなりに、その意義を考えてみてください。
㈱シニア 札幌家庭教師派遣センター 専任講師 S村