家庭教師シニア本部 スタッフからのメッセージ

歴史から生まれた言葉たち Vol.29「馬耳東風」

(カテゴリ:専任・S村

閲覧ありがとうございます! 専任講師のS村です。

今回も、歴史の中から生まれた言葉をご紹介します。

 

今回取り上げる言葉は、「馬耳東風(ばじとうふう)」

意味は、「人の意見や批評を全く気にかけないで聞き流すこと」というもの。

皆さんは、周りの意見を馬耳東風していませんか?

 

馬耳東風の由来

時は中国・唐の時代。

李白という詩の名手がいました。

彼の詩の『答王十二寒夜独有懐』にある、「世人之を聞けば皆頭を掉り、東風の馬耳を射るが如き有り(世の人達は頭を振って聞き入れない。まるで春風が馬の耳に吹くようなものである)」という詩から、馬耳東風という語が生まれました。

 

先生は大事なことを話している

S村は、中学校教員として教壇に立ったことがあります。

授業の際、何度も生徒たちに語り掛けたことがあります。

それは、「先生の話をノートにメモすること」

なぜならば、先生の話とは、板書内容だけでは足りない内容を補うという意味があるからです。

皆さんは、きちんと授業中の先生の話をメモしていますか?

馬耳東風していませんか?

先生たちは意外と、大切なことを話しているものなのです。

 

 

 

㈱シニア 札幌家庭教師派遣センター 専任講師 S村