(カテゴリ:専任・S村 )
閲覧ありがとうございます! 専任講師のS村です。
今回も、歴史の中から生まれた言葉をご紹介します。
今回取り上げる言葉は、「石に漱ぎ流れに枕す(いしにくちすすぎ ながれにまくらす)」。
意味は、「自分のまちがいをうまく言いくるめて、言いのがれすること。負け惜しみの強いこと」というもの。
自分の間違いを受け入れてからが勝負なり。
「石に漱ぎ流れに枕す」の由来
時は中国・春秋戦国時代。
晋(しん)という国の孫楚(そんそ)と言う人が隠居する時に、友人に「石に枕し流れに漱ぐ(いしにまくらしながれにそそぐ)」と言うべき所を「石に漱ぎ流れに枕す」と逆に言ってしまいました。
友人に、「それ、間違ってないか?」と言われると、孫楚は負け惜しみで、「石でくちをそそぐのは歯をみがくためで、流れに枕するのは耳をあらうためだ」とこじつけたとのことです。
ここから、「石に漱ぎ流れに枕す」という言葉ができました。
自分のミスを受け入れて
テストやそのほかのことで、ミスをしてしまったことは、誰しもがあると思います。
しかし、そこで孫楚のように意固地になってしまっては、次に進むことができません。
大事なのは、自分がどのようなミスをしてしまったのか、それを分析し、受け入れていくこと。
例えば、計算でケアレスミスをしてしまったのならば、それを受け入れ、次にミスをしないよう十分注意して計算する、と言ったことが挙げられます。
また、ミスをしてしまった、というショックを引きずるのも、ある意味意固地になっていると言えるでしょう。
やってしまったミスは取り返しがつきません。次に切り替えて、このミスをしてしまったという事実をどう次に生かすか、ということを考えましょう。
㈱シニア 札幌家庭教師派遣センター 専任講師 S村