家庭教師シニア本部 スタッフからのメッセージ

歴史から生まれた言葉たち Vol.30「石に漱ぎ流れに枕す」

(カテゴリ:専任・S村

閲覧ありがとうございます! 専任講師のS村です。

今回も、歴史の中から生まれた言葉をご紹介します。

 

今回取り上げる言葉は、「石に漱ぎ流れに枕す(いしにくちすすぎ ながれにまくらす)」

意味は、「自分のまちがいをうまく言いくるめて、言いのがれすること。負け惜しみの強いこと」というもの。

自分の間違いを受け入れてからが勝負なり。

 

「石に漱ぎ流れに枕す」の由来

時は中国・春秋戦国時代。

晋(しん)という国の孫楚(そんそ)と言う人が隠居する時に、友人に「石に枕し流れに漱ぐ(いしにまくらしながれにそそぐ)」と言うべき所を「石に漱ぎ流れに枕す」と逆に言ってしまいました。

友人に、「それ、間違ってないか?」と言われると、孫楚は負け惜しみで、「石でくちをそそぐのは歯をみがくためで、流れに枕するのは耳をあらうためだ」とこじつけたとのことです。

ここから、「石に漱ぎ流れに枕す」という言葉ができました。

 

自分のミスを受け入れて

テストやそのほかのことで、ミスをしてしまったことは、誰しもがあると思います。

しかし、そこで孫楚のように意固地になってしまっては、次に進むことができません。

大事なのは、自分がどのようなミスをしてしまったのか、それを分析し、受け入れていくこと。

例えば、計算でケアレスミスをしてしまったのならば、それを受け入れ、次にミスをしないよう十分注意して計算する、と言ったことが挙げられます。

また、ミスをしてしまった、というショックを引きずるのも、ある意味意固地になっていると言えるでしょう。

やってしまったミスは取り返しがつきません。次に切り替えて、このミスをしてしまったという事実をどう次に生かすか、ということを考えましょう。

 

 

 

㈱シニア 札幌家庭教師派遣センター 専任講師 S村