家庭教師シニア本部 スタッフからのメッセージ

歴史から生まれた言葉たち Vol.31「五里霧中」

(カテゴリ:専任・S村

閲覧ありがとうございます! 専任講師のS村です。

今回も、歴史の中から生まれた言葉をご紹介します。

 

今回取り上げる言葉は、「五里霧中(ごりむちゅう)」

意味は、「方向を見失うこと。物事の判断がつかず、どうしていいか迷うこと」というもの。

勉強の仕方、見失ってはいませんか?

 

「五里霧中」の由来

中国は後漢の時代。張楷(ちょうかい)という人がいました。

この人は五里四方(ごりしほう、約約19.6㎞)にわたる霧をおこす術を知っており、集まってくる人にどうしても会いたくないときにはこの術を使って姿をかくしたといいます。

『後漢書(張楷伝)』に記されたこのエピソードがもととなり、五里霧中という言葉が出来上がりました。

 

具体的な目標を立てて、勉強をするべし

さて、勉強の話。

皆さんは今、勉強のやり方を見失ってはいませんか?

「どうやって勉強していいかわからない」

「目標を立てたはいいけど、それに向かって何をどうすればいいかはわからない」

こういった人はかなり多いです。

 

どのように勉強するかを考えるとき、その一つの指標になるのが「具体的な目標」になります。

曖昧な目標だと、勉強の仕方もあやふやになりがちです。

例えば、「次の定期テストで国語・数学・英語の点数を20点ずつ上げる」とか、「理科の小テストで満点をキープし続ける」といった、「どの教科で、何点を取るか」という視点に立って目標を立てると、勉強の仕方もおのずと見えてきます。

また、まず大きな目標を立てて、それを達成するための具体的な目標を作るという作業も効果的です。

例えば、大目標を「〇〇高校に合格する」として、具体的な目標を「次の定期テストで5教科8割の点数を取る」と設定することなどが考えられます。

 

勉強方法で五里霧中になっているときほど、明確で具体的な目標をセットすることが肝要と言えます。

 

 

 

㈱シニア 札幌家庭教師派遣センター 専任講師 S村