(カテゴリ:専任・S村 )
閲覧ありがとうございます! 専任講師のS村です。
今回も、歴史の中から生まれた言葉をご紹介します。
今回取り上げる言葉は、「羹に懲りて膾を吹く(あつものにこりてなますをふく)」。
意味は、「たった一度の失敗に懲りて、必要以上に注意深くなること」というもの。
「羹にこりて膾を吹く」の由来
「羹に懲りて膾を吹く」は、「楚辞」という中国の古典の第九章に由来しています。
その一部にこう書かれています。
「懲於羹而吹韲兮、何不變此志也」
「羹(あつもの)」は熱い料理を表していて、「膾(なます)」は冷たい料理を表しています。この部分の解釈としては、熱い料理を食べてやけどをしてしまったので、冷たい料理にも息を吹きかけてしまう、ということになります。
一度の失敗で懲りてはいけない
さて、勉強の話。
皆さんは、苦手な教科や分野に取り組むとき、一度躓いた問題に対してどのように向き合っていますか?
「やっぱり苦手なところだし後回しにしていいや」
「自分はやっぱりこの教科向いていないや」
と考えていないでしょうか。
まさに「羹に懲りて膾を吹く」、という状態ですね。
しかし、苦手な教科や分野をやらないままにしていては、学力は伸びていきません。
得意な教科だけ伸ばしても、成長は見込めないんですね。
一度失敗したからといって、その後フォローも何もしなければ、ずっと苦手なまま。
一度の失敗で懲りてはいけません。
むしろ何度失敗しても、苦手な教科や分野を克服できるようにトライしてみましょう。
とても寒いです!
風邪などひかないように万全の対策を取りましょうね。
㈱シニア 札幌家庭教師派遣センター 専任講師 S村
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