家庭教師シニア本部 スタッフからのメッセージ

歴史から生まれた言葉たち Vol.33「羹に懲りて膾を吹く」

(カテゴリ:専任・S村

閲覧ありがとうございます! 専任講師のS村です。

今回も、歴史の中から生まれた言葉をご紹介します。

 

今回取り上げる言葉は、「羹に懲りて膾を吹く(あつものにこりてなますをふく)」

意味は、「たった一度の失敗に懲りて、必要以上に注意深くなること」というもの。

 

「羹にこりて膾を吹く」の由来

「羹に懲りて膾を吹く」は、「楚辞」という中国の古典の第九章に由来しています。

その一部にこう書かれています。

「懲於羹而吹韲兮、何不變此志也」

「羹(あつもの)」は熱い料理を表していて、「膾(なます)」は冷たい料理を表しています。この部分の解釈としては、熱い料理を食べてやけどをしてしまったので、冷たい料理にも息を吹きかけてしまう、ということになります。

 

一度の失敗で懲りてはいけない

さて、勉強の話。

皆さんは、苦手な教科や分野に取り組むとき、一度躓いた問題に対してどのように向き合っていますか?

「やっぱり苦手なところだし後回しにしていいや」

「自分はやっぱりこの教科向いていないや」

と考えていないでしょうか。

まさに「羹に懲りて膾を吹く」、という状態ですね。

しかし、苦手な教科や分野をやらないままにしていては、学力は伸びていきません。

得意な教科だけ伸ばしても、成長は見込めないんですね。

一度失敗したからといって、その後フォローも何もしなければ、ずっと苦手なまま。

一度の失敗で懲りてはいけません。

むしろ何度失敗しても、苦手な教科や分野を克服できるようにトライしてみましょう。

 

 

 

とても寒いです!

風邪などひかないように万全の対策を取りましょうね。

 

 

 

㈱シニア 札幌家庭教師派遣センター 専任講師 S村

 

 

小学生コースこちら!

中学受験対策こちら!

中学生コースこちら!

高校生コースこちら!

中高一貫校・私立中学生コースこちら!