⭐️高校入試情報 札幌市東区の札幌東陵高校が来年度から裁量問題を導入!

6月10日、北海道教育委員会が、来年度の公立高校入試において、札幌市東区の札幌東陵高校が裁量問題を導入することを発表しました。

裁量問題は、2009年度の北海道の公立高校入試において導入されたもので、正確には、「学校裁量問題」と言います。

公立高校入試の5教科のうち、英語、数学、国語の3教科で、大問の1問分を難易度の高い応用問題に差し替えて実施する制度です。

配点は、各教科60点満点中、15〜20点程度です。

 

この制度の導入の理由としては、以下のように言われています。

これまでの公立高校入試では、基礎力を重視した、難易度としてはやさし目の問題傾向でした。

しかし、これだと、トップ・上位高校の受験生の間では差がつきにくく、本来問われるべき学力ではなく、ちょっとしたミスで合否が決まっていました。

学校裁量問題は、この弊害を改善する目的で導入されたものです。

 

北海道内の公立高校において、学校裁量問題導入校は少しずつ増える傾向にあり、今回の札幌東陵高校の導入もその一環だと言えます。

そして、この導入自体は決して悪いことではありません。

学校裁量問題で問われるのは、基礎力に基づいた応用力です。

それは各単元の基礎・基本を基に、それらを組み合わせる力であって、真の学力と言えるのもだからです。

詰め込み的に身につく力ではなく、普段の学習の中で少しずつ養成されていく力です。

別に、学校裁量問題を実施している高校を受験する生徒でなくても、問題演習を行うときは、難しそうな問題でも必ず自分なりに考えて答えを導き、それから解答を見るように練習していけば、自ずと身についていく力です。

我々が、いつも家庭教師に指示していることです。

今後は、札幌東陵高校の生徒のレベルが上がっていくように思います。

 

2017年度の一般入試の学力検査は、

来年3月7日、

合格発表は、来年3月17日です。

北海道高等学校入学者選抜情報

 

札幌家庭教師シニア 教務部