受験情報
北嶺中学校
〒004-0839
札幌市清田区真栄448-1
TEL:011-883-4651/ FAX:011-884-1616
アクセス
・地下鉄大谷地駅(東西線)、福住駅(東豊線)から、タクシーで20分。
・地下鉄福住駅から中央バス、アンデルセン福祉村1丁目下車、徒歩10分。
・登下校時には、地下鉄東西線、南北線、東豊線方面にスクールバスが運行されています。
特色
北海道内では最難関の私立中学校で、高校からの募集をしない完全な中高一貫の男子校です。学校法人希望学園が運営し、札幌第一高校とは兄弟校となります。
毎年、難関の国公立大学や医学部医学科に多くの合格者を出し、全国的にも知名度の高い中高一貫校です。
因みに、第28期(2018年度卒業)までの総卒業生3012名に対し、東京大学208名、医学部医学科928名の合格者を輩出しています。
授業内容としては、公立中学・高校の英語・国語・数学6年分の授業を5年生で終え、最後の1年間を全て大学受験に費やすことができます。
また、週6日制の50分授業を維持し、授業時間数は中学3年間だけで、公立の1.6倍となり、学力の充実が図られています。
2022年度 募集要項
定員 | 出願期間 | 試験日 | 合格発表 |
---|---|---|---|
120名 | 11/26(金)~12/21(火) Web出願 |
1/8(土) | 1/11(火) |
- ※受験料は20,000円
試験内容
科目 | 国語 | 算数 | 理科 | 社会 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
得点 | 120 | 120 | 80 | 80 | 400 |
- ※試験時間は国語と算数が各60分、社会と理科が各40分。
近年の入試状況
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 入学者数 | 合格者 平均点 |
合格者 最低点 |
合格者平均 道コンSS |
---|---|---|---|---|---|---|
2018 | 691 | 510 | 128(49) | 267.3 | 209 | 67.0 |
2019 | 935 | 667 | 129(54) | 254.9 | 202 | 65.6 |
2020 | 1052 | 835 | 145(71) | 259.2 | 190 | 66.0 |
2021 | 1016 | 885 | 131(76) | 250.3 | 190 | 67.7 |
- ※( )内は青雲寮への入寮数。
合格者平均点(上段)と受験者平均点(下段)
年度 | 国語 | 算数 | 理科 | 社会 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
2018 | 73.5 68.8 |
94.0 83.0 |
47.4 41.9 |
50.9 45.5 |
267.3 241.6 |
2019 | 61.2 56.7 |
83.9 75.9 |
57.6 51.8 |
51.6 45.6 |
254.9 232.1 |
2020 | 77.0 73.9 最高点 104 |
79.2 71.2 最高点 120 |
52,6 49.0 最高点 80 |
46.8 42.4 最高点 72 |
259.2 241.0 最高点 349 |
2021 | 66.3 61.6 最高点 98 |
80.6 72.2 最高点 119 |
52.3 46.6 最高点 80 |
50.0 44.9 最高点 74 |
250.3 227.3 最高点 349 |
- ※国語120点、算数120点、理科80点、社会80点、合計400点。
諸費用(2021年度より)
入学金(事務手数料込み) | 303,000円 |
---|---|
月額の費用(授業料込み) | 46,900円 |
青雲寮コース
入寮施設費(入寮時のみ) | 100,000円 |
---|---|
月額の寮費(諸経費込み) | 90,000円 |
2019年度の主な大学合格実績
道外の国公立大学 | 道外の私立大学 | 道内の国公立大学 | 道内の私立大学 |
---|---|---|---|
東京大学 9名 京都大学 1名 九州大学 1名 防衛大学 14名 防衛医科大 10名 |
早稲田大学 9名 慶應義塾大 9名 東京理科大 16名 中央大学 17名 法政大学 7名 |
北海道大学 31名 札幌医科大 17名 旭川医科大 1名 小樽商科大 2名 室蘭工業大 2名 |
北海学園大 13名 北海道医療大 23名 北海道科学大 6名 |
- ※現役・浪人の合計です
2020年度の主な大学合格実績
道外の国公立大学 | 道外の私立大学 | 道内の国公立大学 | 道内の私立大学 |
---|---|---|---|
東大 17名(理三2) 一橋大 2名 東北大 4名(医2) 防衛医科大 9名 名古屋大 1名 |
早稲田大 13名 慶應義塾大 6名(医2) 東京理科大 28名 中央大 27名 明治大 11名 |
北海道大 31名(医5) 札幌医大 17名(医16) 旭川医大 2名(医2) 北海道教育大 2名 室蘭工業大 7名 |
北海学園大 6名 北海道科学大 6名 北海道医療大 2名 |
- ※現役・浪人の合計です
2021年度の主な大学合格実績
道外の国公立大学 | 道外の私立大学 | 道内の国公立大学 | 道内の私立大学 |
---|---|---|---|
東京大学 7名(理三3) 京都大学 1名 東北大学 5名(医1) 一橋大学 3名 大阪大学 2名 |
早稲田大学 7名 慶應義塾大 6名 上智大学 4名 明治大学 9名 法政大学 8名 |
北海道大学 21名(医6) 札幌医科大 15名(医15) 旭川医科大 5名(医5) 小樽商科大 2名 室蘭工業大 2名 |
北海学園大 5名 北星学園大 3名 北海道科学大 3名 |
- ※現役・浪人の合計です
以上、シニア調べ
- お気軽にご相談ください。お電話お待ちしております。
-
各種お問い合わせ(日祝除く10~21時)
0120-973-595
入試の傾向と対策
国語
大問は、小説、随筆、説明文の3問で構成されています。本文・設問ともにレベルが高く、長い文章を読みなれているかどうかが試されます。記述問題が多く、本文中から早く的確に答えの元となる情報をつかみ、まとめられるかが攻略のカギとなります。指示語の内容をまとめて説明させる記述式の問題が多く出題されるのも特徴といえます。また、慣用句、接続詞の穴埋めがあるので、早い段階から国語知識を仕入れておくことをおススメします。
過去問の演習はもちろん、レベルの高い問題集をやりこみ、記述の練習や読み取りの練習を積み重ねておくことが必要といえます。
2021年度は50字以内の記述が全体で2題されています。
算数
小問集合が2題、整数・図形・規則性等その他が1題ずつとなっています。計算は小数や分数などの混じった計算が4題程度出題されますが、真正面から計算するとミスを招くこととなる問題が多く、工夫する計算が求められます。
整数の問題は中学入試対策のテキストをしっかりとこなしておき、難易度が高い問題に備えましょう。
図形の問題はしっかりと問題を読み、かみ砕く力や、高い空間把握能力が求められます。過去問演習や、類似の問題に触れておくことが大切です。
その他、高い読解力が求められる問題が数多く出題され、規則性や場合の数、数列などにおいてかなりの難問も増えています。
小問集合以外の問題は、前の設問が次の問いの前提やヒントとなることが多く、間違えるとその後の問題にも影響するように構成されているようです。設問を丁寧に読むこと、計算を的確に行うこと、条件を見失わないことを心がけ、難易度の高いテキストに取り掛かってもらいたいと思います。また、得点率が平均点を下回ると、合格している受験生はほとんどいないという状況です。
2021年度は2つの二等辺三角形が重なった部分の面積を求める問題や、線路のポイント切り替えのある電車の時間に関する問題が出題されました。
社会
地理と歴史が全体8割ほどを占め、残りは時事問題が中心となっています。漢字指定などの条件が多いのが特徴で、答えとなる漢字を正確に覚えているか(=語句を漢字で書く練習をしているか)が正答への必要条件となるでしょう。
地理は、世界地理、日本地理ともに各国・各都道府県の名産品や都市名などを広く細かくフォローできているかが見られます。
歴史は中学内容のものからの出題が圧倒的に多く、教科書レベルの問題に取り組んでいるだけでは対策になりません。中学生用の参考書や問題集を使用した対策が求められます。
公民は時事問題が中心ですが、これも歴史と同様に中学内容のものが多く見受けられます。また、記述の問題が出題されていますが、「人に伝わるように書く」ことが求められます。
全般的に、中学~高校内容のテストのおもむきがあり、過去問と同時に中学生内容の参考書に取り組むことが必要となります。また、時事問題対策として新聞やテレビなどのチェックも欠かさないようにしておきましょう。
2021年度はラグビーワールドカップやアメリカの格差社会などを題材とし、産業革命の説明をさせる問題、国連本部のある都市を地図中から選ばせる問題、ユリウス暦に大きな影響を受けた文明を答えさせる問題などが出題されました。
理科
物理・化学・生物・地学がほぼ同じ割合で出題されます。全体の分野を通して計算が多く、また文章を読んだ上で式をつくる問題が数多く見られます。限られた時間の中で文章の内容を把握する高い読解力が求められます。また、2019年度の問題では有機ELのアルファベット部分を答えさせる問いも出題されていることから、日頃より科学ニュースに関心を寄せておくことも不可欠です。
物理分野は、様々な題材から出題されており、中学範囲の音、力などの運動の単元からの出題も見られます(2019年度は音について出題されました)。
化学は気体、水溶液、ものの燃え方などから出題され、グラフへ記入させる問いも出されています。
生物は、動物、植物の体の働き、および昆虫についての出題が多く見受けられます。前述のように、計算問題も出題される可能性があります。
地学は、大地・天体・天気がバランスよく出題されています。2019年度は天体についての出題でした。
全体を通して文章の情報量が多く、高い読解力は欠かせません。中学受験用の教材を使用し、計算力の向上と問題に対する読解力向上に努めましょう。
2021年度は月の自転と地球の自転に関する問題、表を用いて気体の体積を求めさせる問題、「空気の体積」と「燃焼後の気体の体積の合計」の関係をグラフ化する問題などが出題されました。
教務部より
アドバイス
道内最難関の中高一貫校ということもあり、全体を通して、読解力・計算力・思考力・記述力…と、総合的な力が高い次元で求められる試験内容となっています。教科ごとに必要な参考書・テキストを吟味し、綿密に計画を立てて学習に臨むことが求められます。また、日ごろから時事問題に関心を寄せ、ニュース・新聞などで世の中の出来事をたどっておきましょう。
- お気軽にご相談ください。お電話お待ちしております。
-
各種お問い合わせ(日祝除く10~21時)
0120-973-595