入試の傾向と対策(北星学園女子中学校)

受験情報

北星学園女子中学校

〒064-8523
札幌市中央区南4条西17丁目2番2号
TEL:011-561-7153 / FAX:011-561-7228
アクセス
・地下鉄東西線、「西18丁目駅」下車。2番出口より徒歩8分

特色

サラ・クララ・スミスが1887年にスミス女学校を開設したのが北星女学校の始まりです。
プロテスタント系の女学校で、建学の精神は、いろいろな分野で役立つ知識を教育し、生徒が、実生活のさまざまな義務と責任を果たすことができるようなることです。
そして、生徒が自分らしさを大切にし、他者と共に生き、輝くことができる女性になることを目指しています。
北星高等中学校は1943年に開設されています。

2024年度 募集要領

定員 出願期間 試験日 合格発表
120名
1期90名
2期30名
1期入試 12/4(月)~1/5(金)
2期入試 1/22(月)~2/1(木)
1期入試 1/9(火)
2期入試 2/3(土)
1期入試 1/11(木)
2期入試 2/5(月)

試験内容

入試科目 国語 算数 理科 社会 英語 合計
4教科受験 100点 100点 50点 50点 なし 300点
2教科受験 100点 100点 なし なし なし 200点
3教科受験 100点 100点 なし なし 100点 300点
  • ※試験時間 国語・算数は各45分、理科・社会は各30分、英語は60分。
  • ※2期入試は国語と算数の2教科受験のみ。
  • ※それぞれ保護者同伴の面接があります。
  • ※英語に関しては英検取得等で優遇ないし免除の対象になります。

近年の入試状況

年度 受験者数 合格者数 入学者数 合格者
平均点
合格者
最低点
合格者平均
道コンSS
2022 106名
16名
97名
12名
80名
12名
    47.4
2023 100名
6名
97名
4名
74名
3名
    47.5
  • ※上段人数は1期入試、下段人数は2期入試データ。

諸費用

入学時の経費 240,000円
毎月の経費(授業料と維持費) 37,800円
  • ※変更になる場合があります。

学校の敷地内にスミス寮があります(約70名ほどが入寮しています)

2022年度の主な大学合格実績

道内の国公立大学 道外の国公立大学 道外の私立大学
北海道大学  1名
札幌市立大学 1名
室蘭工業大学 1名
山形大学 1名 関西学院大学 3名
明治学院大学 2名
立教大学   2名
青山学院大学 1名
  • ※一貫生の現役のみの人数です。
  • ※北星学園大学には40名以上の推薦枠があります。

2023年度の主な大学合格実績

道内の国公立大学 道外の国公立大学 道外の私立大学
北海道教育大 2名
札幌市立大  1名
室蘭工業大  1名
旭川市立大  2名
千葉大学 1名
秋田大学 1名
同志社大  2名
明治学院大 2名
明治大学  1名
  • ※一貫生の現役のみの人数です。
  • ※北星学園大学には40名以上の推薦枠があります。

以上、シニア調べ

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入試の傾向と対策

国語

少し難易度の低い文学的文章と、標準レベルの説明的文章が出題されます。選択問題が5~20%、書き抜きが5~15%、記述問題が10~25%、漢字や言葉に関する問題が40~70%ほど出題されます。設問は内容把握を中心に、記述、選択、書き抜きがバランスよく出題されています。この他、言語事項についての問いも多いのが特徴です。
23年度入試では、小問集合において俳句の季語と季節を答えさせる問題が出題されました。漢字や語句、文法もしっかりと学習しておきましょう。

算数

文章題が比較的多く出題される傾向にあります。計算問題は、帯分数や小数の混じった計算など5題程度が出題されます。図形は、面積や体積など基本的な問題が中心となります。文章題は、割合、速さ、平均、変わり方など幅広く出題される傾向にあります。グラフを使った問題も出題されることがあるので注意しましょう。その他、規則性、数の性質に関する出題が多いです。考え方を説明する問題も出題されることがあるので、簡潔に説明できるようにしておきましょう。そして、なんといっても特徴的なのが、リスニング問題です。近年難易度が上がっているので、メモを必ず取るようにしましょう。
大問数が8~9と比較的多く、読解力が必要となります。また、長文でもリスニングでも、情報を表や図、メモを利用して読む、あるいは聴くことが大切になります。
23年度入試の大問1(リスニング)では、金額に関する問題が出題されました。大問2は四則計算を含む計算問題が5問、大問3では短い文章題が4問出題されています。大問4、5で仕事算と割合の文章問題が、大問6では場合の数、大問7で平面図形の面積を求める問題、大問8で平均を使った応用問題、そして大問9で空間図形に関する問題が出題されました。小問数が多いので、早く正確に解く力が必要になるでしょう。

社会

歴史分野が全体の40%ほどを占めます。地理分野は、教科書内容中心の出題が多いです。歴史分野は、古代~近現代まで幅広く出題されます。各時代の主な出来事を確実に抑え、写真や図などに目を通しておきましょう。公民分野は歴史分野に次いでの出題率となります。世界と日本の関係、憲法や人権、国会などについて出題されます。その他、時事問題は年度によって分量に差があります。前年の大きなニュースは抑えておきましょう。また、記述問題が出題される年もあります。
教科書内容が中心で問題数も少なめですが、時事問題では細かい部分が問われることもあるので、普段からニュースや新聞に目を通しておきましょう。
23年度入試では、大問1で時事問題と地理に関する問題、大問2で歴史に関する問題、大問3で3分野の融合問題が出題されました。難易度は低いものの、融合問題では様々な知識が必要となることもあるため、注意が必要です。

理科

4分野がまんべんなく出題されます。物理分野では、基本的な内容から思考力が試される内容まで幅広く出題されます。化学分野では、気体、ものの溶け方、水溶液がよく見られます。理解力、応用力が試される高難易度の問題も出題されます。生物分野は、植物、動物の体の働きや水の小さな生き物が出題され、教科書レベルの出題中心となります。地学分野では、大地、天気、太陽と月に関する出題が多く、内容的には基本レベルです。その他、毎年1、2題程度、思考力や記述力が問われる難度の高い問題があります。
教科書レベルの基本内容が出題される一方、思考力が試されるものも毎年数題出題されます。教科書で基礎を固めるとともに、中学受験用の教材で実力アップを図りましょう。
23年度入試では、生物分野では顕微鏡の使い方や微生物に関する問題が、化学分野では水溶液に関する出題がなされました。地学分野では地層に関する問題、物理分野では天秤を題材としたてこに関する問題が出題されています。

英語

3教科入試で出題されます。リスニングとリーディング・ライティングの2部構成となっており、リスニングの大問数は4題(小問数16)、リーディング・ライティングの大問数は6題(小問数26)となっています。全体的にイラストや写真が多く使われており、中難度の問いが多いです。内容や文脈の理解を問う出題が中心です。リーディング・ライティングでは100~200語程度の文章が出題されます。
23年度入試では、リスニング(配点30点)、リーディング・ライティング(配点48点)、から構成された問題が出題され、問題文も英語でした。

教務部より
アドバイス

全体的に基本的な語句や知識を問う問題や、簡単な計算問題などが半数近くを占める印象です。まずは基本的なテキストを使い基礎固めを徹底したのちに、過去問の演習に取り掛かりましょう。それでも太刀打ちできない問題は、少し難易度の高い問題集を使って解き方の理屈や公式などを理解することも大切になってきます。

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