(カテゴリ:専任・S村 )
本日6月9日に起きた歴史上の出来事は、「百姓の持ちたる国の誕生」です。
百姓の持ちたる国とは、加賀国(かがのくに、現在の石川県)のこと。
室町時代、加賀国の守護(今でいう知事みたいな役職)であった富樫教家(とがしのりいえ)は、1441年にその身分をうばわれ、弟の泰高(やすたか)が守護になりました。ところが、つぎに教家の子の成春(しげはる)が守護につきます。
これをきっかけとして教家と泰高の兄弟争いが勃発、加賀国は南北に分裂しました。北の守護には成春が、南の守護には泰高がなります。やがて加賀国は統一されましたが、富樫政親(とがしまさちか)が守護についたときも争いは続いていました。
このような状態である加賀国では、1488年に、重い税に苦しんだ一向一揆の人々が、政親のおじにあたる泰高を同盟の中心にし、政親に反乱をおこしました。これが加賀の一向一揆です。
合戦は6月5日に始まりましたが、激しい戦いで一向一揆側の勝利は決定的となり、政親は9日に自害しました。
その後、守護には泰高とその子孫たちがなっていきますが、実際は一揆の人々の力が強く、1580年に織田信長に敗れるまでの約100年間、一向一揆の人々が加賀国を運営しました。
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㈱シニア 札幌家庭教師派遣センター 専任講師 S村