家庭教師シニア本部 スタッフからのメッセージ

本日の歴史…6月22日:薩土盟約の締結

(カテゴリ:専任・S村

本日6月22日に起きた歴史上の出来事は、「薩土盟約の締結」です。

第二次長州征伐以降、西南雄藩(雄藩とは独自に力をつけた藩のこと)は幕府の強引なやり方に不満を抱きました。そしてお互いに協力すべく、様々方法でコンタクトを取り始めます。

一方で土佐藩を脱藩していた坂本龍馬(さかもとりょうま)は、江戸幕府に変わる新しい政府を樹立するためには、一度徳川家から天皇に政治の権利を戻す「大政奉還」が必要だと考えていました。

これを聞いた土佐藩の家老・後藤象二郎(ごとうしょうじろう)は龍馬の考えに大いに賛成し、これを薩摩藩と共有しようと考えました。

大政奉還を15代将軍の徳川慶喜(とくがわよしのぶ)が拒否するだろうと考え、その後の武力討伐を期待した薩摩藩の大久保利通(おおくぼとしみち)や西郷隆盛(さいごうたかもり)らも、利害の一致から盟約の締結に賛成しました。

そして1867年6月22日、龍馬と中岡慎太郎(なかおかしんたろう)の仲立ちのもと、薩摩藩と土佐藩の代表者らが盟約を交わしました。

その後盟約は解消されてしまいますが、薩摩藩の思惑は外れ、徳川慶喜は大政奉還を行いました。