(カテゴリ:専任・S村 )
閲覧ありがとうございます、専任講師のS村です。
昨年だか一昨年だかの夏期講習のテキストを見ていたら、興味深い文に出会いました。
そこには、「我々の思考は広い海のようなものであるが、その思考を言語化できる部分は海に浮かぶ小さい島と同じく小さく狭いものだ」という内容がかかれていました。
なるほど、そうかもしれません。
本当に感動したとき、素晴らしいものを見た時、複雑な感情が入り乱れた時、人はそれを言葉を使って表そうとしますが、うまく伝えられないことがあります。
それは、言葉がまだ人間の思考や感情のすべてを表すことのできないからかも(下の図みたいにね)。
しかし、語彙力が増えれば、伝えたいことができるだけ明確に伝えられるのではないでしょうか。
先ほどの例でいえば、「海に浮かぶ島の面積を大きくする」ことで、思っていることを相手に伝えられるようになるのだと言えます(下の図参照)。
言葉を知る作業は、感情や考えを伝えるすべをたくさん持っている人になるためのプロセス。
S村は時々、そんなことを思っています。