(カテゴリ:専任・S村 )
閲覧ありがとうございます! 専任講師のS村です。
さて、8月にこちらのブログを書かせていただきました。
今回はシリーズ4回目!
四字熟語の世界にどっぷりはまってもらいましょう!
準備はよろしいですか?
では参りましょう!
Level 1 漢検5~4級程度
(1)南船北馬
(2)不言実行
(3)青息吐息
(4)美辞麗句
読めたでしょうか?
ここからずっと下に解答と解説が書いてあります!
(1)南船北馬:なんせんほくば
意味:絶え間なくいろいろな所を旅行してまわること。または、忙しくあちこちへ移動すること。
使用例:あの人はいろんな国に行ったり来たりしている。南船北馬とはこのことだ。
(2)不言実行:ふげんじっこう
意味:屁理屈をこねたり文句を言ったりせず、黙ってやるべきことをやること。
使用例:不言実行の精神で、勉強をやり通す。
(3)青息吐息:あおいきといき
意味:この上なく苦しい時に発するため息。または、ため息がでるほど苦しい状況のこと。
使用例:推しの新しいグッズが出たのに金欠で買えない、青息吐息だ。
(4)美辞麗句:びじれいく
意味:「うまく飾り立てた美しい言葉」という意味で、内容が真実味に欠けるという悪い意味で使われることが多い言葉。または、うわべだけの言葉という意味。
使用例:プレゼンでそんな美辞麗句を並べても、中身がないんじゃ伝わらないよ
読めましたか?
ここまでは小手調べ。次からが本番!
Level 2 漢検3級~準2級程度
さあ、挑んでみよ!
(1)怪力乱神
(2)好事多魔
(3)白衣宰相
(4)離群索居
読めたかな?
下にいって解答と解説をみてみよう!
(1)怪力乱神:かいりきらんしん(かいりょくらんしん)
意味:人の知識では理解することが出来ない、怪しく奇怪な現象や物事のこと。
使用例:まさかゴジラが現れるなんて…まさに怪力乱神だ…。
(2)好事多魔:こうじたま
意味:よい出来事には邪魔が入ることが多いということ。
使用例:せっかく寿司を食べようとしたのに、インターホンが鳴った。好事多魔とはよくいったもんだ。
(3)白衣宰相:はくいのさいしょう
意味:地位を持っていないのに、大きな権力を持っている人。または、地位を持っていないのに、宰相のような待遇を受けること。
使用例:あの人白衣宰相だよ。社長の後ろ盾を使って権力振りかざしてるんだもの。
(4)離群索居:りぐんさっきょ
意味:仲間や群れから離れて一人でいること。
使用例:人間関係に縛られたくないので、あえて離群索居の体を取る。
さてさて、解けましたか?
次はいよいよLevel3。張り切って挑んでね!
Level 3 漢検2級~準1級程度
これらを読めたら本当にすごい! 自分を褒めてあげよう!
それでは、参りましょう!
(1)傾蓋知己
(2)吐気揚眉
(3)愛及屋烏
(4)狼貪虎視
1つでも読めたらすごいです!
解答は下に掲載してますよ!
(1)傾蓋知己:けいがいのちき
意味:以前からの親友のように、初めて出会った者同士がすぐに親しくなること。
使用例:あの二人、出会って3日しかたってないのに仲良くなって旅行に行ったんだって。傾蓋知己ってこのことだよね。
(2)吐気揚眉:ときようび
意味:目的を成し遂げて思いっきり喜ぶこと。または、積極的な心持ちになっていて、活気づいている様子。または、それまで我慢しなければならなかった気持ちが開放されて喜ぶこと。
使用例:北大に合格して、気分はまさに吐気揚眉といったところだ。
(3)愛及屋烏:あいきゅうおくう
意味:溺愛、盲愛のたとえ。
使用例:皇帝が子供を溺愛しすぎて、愛及屋烏だと国内で非難の声が出た。
(4)狼貪虎視:ろうどんこし
意味:野心が旺盛なことのたとえ。または、無道で欲が深いこと。
使用例:あの議員、お金に目がない人なんだ。狼貪虎視って言葉がぴったりだね。
お次がいよいよラスボス。
覚悟はできているかな?
Level MAX 漢検1級程度
難しいけど、ひとつ、お試しと思ってチャレンジしてみてください。
(1)伊尹負鼎
(2)越鳧楚乙
(3)鵲巣鳩居
(4)氷甌雪椀
まさにラスボスにふさわしい四字熟語。
皆さん、解いてみてください!
(1)伊尹負鼎:いいんふてい
意味:大きな望みのために、卑しい身分に身を落とすこと。
使用例:芸能界で成功したいから、公務員をやめた。伊尹負鼎と言われてもいい。
(2)越鳧楚乙:えつふそいつ
意味:場所や人が違えば、同じものでも呼び名が違うことのたとえ。
使用例:これを「大判焼き」という人もいれば「回転焼き」という人もいる。まさに越鳧楚乙というわけだ。
(3)鵲巣鳩居:じゃくそうきゅうきょ
意味:他人の地位や成功を横取りすること。または、嫁いできた女性が夫の家をわが家とすることのたとえ。
使用例:あいつには鵲巣鳩居という言葉がふさわしい。私の仕事の成果を横取りして褒められている。
(4)氷甌雪椀:ひょうおうせつわん
意味:汚れがなく、上品で趣のある文具のこと。または、そのような文具で詩文を書き写すこと。
使用例:書道家のお宅にお邪魔したら、氷甌雪椀というにふさわしい文具がたくさんあった。
まとめ
いかがだったでしょうか。
四字熟語を学ぶことで、皆さんの知識の幅が広がればよいなと思っております。
㈱シニア 札幌家庭教師派遣センター 専任講師 S村