家庭教師シニア本部 スタッフからのメッセージ

本日の歴史…8月31日:方広寺鐘銘事件――大坂冬の陣へ

(カテゴリ:専任・S村

本日8月29日に起きた歴史上の出来事は、豊臣秀吉による刀狩令発布(1614年)です!

豊臣秀吉の息子である秀頼は、秀吉の建てた方広寺の再建を行いました。そこに吊り下げられる鐘に刻まれた文字が問題だとした徳川家康が再建事業を中止するように豊臣家の家臣に通知を出しました。

問題とされたのは「国家安康」「君臣豊楽」の二か所。「国家安康」は、「家康」という名前をバラバラにして呪おうとしている、「君臣豊楽」は豊臣家が天下の主だとしていると、徳川方が指摘したのです。

この問題がきっかけとなり、徳川方と豊臣方は一気に緊張関係が高まり、同じ1614年、大坂冬の陣へとつながっていきます。

なお、方広寺の鐘の例の箇所について、本当に豊臣方が徳川を馬鹿にしたり呪ったりしようとして書いたのかは、研究者の間でも意見が割れます。歴史って奥が深いですね…!