今回ご紹介する本は、北海道大学経済学部のH家庭教師からのオススメの一冊です。
札幌旭丘高校、合唱部出身で、とても熱心指導してくれる女性家庭教師です。
『本のタイトル』
「放課後の音符(キイノート)」
山田 詠美著
『読んだ時期』
高校2年生 17歳の時
『本の内容』
恋愛を通して自分らしく生きる、かっこいい女の子達の小説です。
短編小説になっていて、全部で8話です。
うち2話は、同じ女の子の話です。
高校の国語の教科書に載っていた、「ひよこの眼』の作者、山田詠美さんの作品です。
『読んだ感想』
私の「普通」という価値観を壊してくれました。
このお話の中の女の子達は、学生だけど、お酒やタバコをたしなんでいたり、教師と秘密で恋愛している。
大人には眉をひそめられちゃうような女の子達です。
私は、だからといって、お酒とかタバコとかをオススメしているわけじゃなくて、「普通」の枠を飛び越えて、自分らしく生きる彼女達を「かっこいいな!」って思ってみて欲しいのです。
周りの人に気に入られることばっか考えていたら、疲れちゃうぞ。
限度はあるけど。
女子よ、自分らしくあれ!
だだし、大人の前で読んでると、嫌がられるかもしれないので、こっそり、読もう。
『きっかけ』
高校生の時の友人に、オススメされたから。
『お勧めの人』
子供から大人へ変わろうとしている女の子達へ。
<教務部より>
印象的なのは、『私の「普通」という価値観を壊してくれました』ということです。
自分の価値観を壊したり、根底から覆すような何かに出会うことは、とても素晴らしことだと思います。
弁証法ではないですが、そこから何か新しい価値観が生まれてきます。
少し過激に感じる人もいるかのしれませんが、この夏、高校生・女子に、是非、読んで欲しい一冊です。