札幌家庭教師シニアからのオススメの本 「新解さんの謎」赤瀬川原平著

今回ご紹介する本は、北海道大学大学院・国際広報メディア観光学院・博士課程に在籍の女性家庭教師からのオススメの一冊です。

穏やかな人柄の、とても感じの良い家庭教師です。

 

『本のタイトル』 

「新解さんの謎」 赤瀬川原平著 文春文庫

 

『読んだ時期』  

高校1年生 16歳の時

 

『本の内容』   

「新明解国語辞典」を知っていますか?

本屋さんはもちろん、もしかしたら、あなたの学校の図書館にもあるかもしれません。

一見どこにでもある普通の国語辞典です。

この本は、その新明解国語辞典のことを、まるで知り合いかのように「新解さん」と呼び、国語辞典としては「ちょっとかしな、謎の説明や例文にツッコミを入れていくという、少し変わった本です。

 

『感想』     

「国語辞典の話かぁ…難しそう…」と最初は気分がのらなかったのですが…面白すぎて、一気に読んじゃいました!

ツッコミどころ満載の新解さんの語録をいくつか…

 

せいれん{清廉}:心が清くて私欲がないこと。

{役人が珍しく賄賂などによって動かされない時などに言う語}

 

やくにん{役人}:公務員。

{役人根性(役人特有の横柄で融通の利かない考え方)・小役人}  何か恨みでもあるのでしょうか…

 

うれしい{嬉しい}(あいつもダメだったかと思うと嬉しくなっちゃう)ちらっと本性が出ちゃってる!

 

活字の本を読んで、声を出して笑ったのは初めてでした!

読めば読むほど、この「新解さん」なる人物(?)が、とても愛らしく思えてきちゃいます。

 

『きっかけ』   

学校の図書課題でした。

 

『お勧めの人』  

高校生以上の人。

活字が苦手な人…少し大人向けの本にもチャレンジしたいけど、新書はなぁ…という人にまで!

 

<教務部より>

「本を読んで声を出して笑ったのは初めて」というくらい、この先生にはおもしろかった本ですから、皆さんも、読んだらきっと楽しめると思います。

活字が嫌いな人には、活字好きになるきっかけになるかもしれません。

皆さん、面白そうな本なので、ぜひ、ぜひ、読んでみてください。