今回オススメする本は、「カラフル」です。
渋谷教育学園幕張高校出身で、現在、北海道大学歯学部の女性講師からのご紹介です。
シニアの本部教室で、中高一貫校生の英語の指導を担当しています。
『本のタイトル』
「カラフル」
森 絵都著 文春文庫
『読んだ時期』
中学2年生 14歳の頃
『本の内容』
物語は、主人公が死んでしまい、天国へ向かうところから進むのだが、その途中、天使が出てきて、「おめでとうございます。抽選に当たりました」と話しかけてくる。
どうやら、主人公の「ぼく」は、生前に重大な犯罪を犯したために、輪廻のサイクルから外されていたのだが、運よく、再挑戦のチャンスを与えられたということらしい。
こうして「ぼく」は、小林真という男の子として、人間界で修行することになった。
『感想』
「ぼく」が、小林真として生活していく中で、家族や友達と関わりながら、少しずつ、成長していくところがよかったです。
また、物語を最後まで読むと、主人公の「ぼく」が生前に犯した犯罪や、小林真との関係も明らかになるので、そこで、もう1回、最初から読みたくなります。
『この本を読んだきっかけ』
もともと、兄が持っていた本で、面白いと勧められたので。
『オススメの人』
人間関係が、あまりうまくいってない人。
<教務部より>
結構、この本を読んだことがある北大生は多いようです。
以前にも、紹介させていただきました。
内容は、いろいろ複雑ですが、「面白かった」という声が多いので、ぜひ、読んでみてください。
本嫌いが、克服できるかもしれません。