今回オススメする1冊は、京極夏彦の「姑獲鳥の夏」です。
すすめてくれたのは、函館ラサール高校出身、北海道大学薬学部のM講師です。
とても読書好きで、ユニークな講師です。
読書好きになったのは、父親の影響が大きかったそうです。
『本のタイトル』
「姑獲鳥の夏」 ウブメと読みます
京極 夏彦著 講談社
『読んだ時期』
小学4年生 10歳くらいの頃
『本の内容』
売れているようないないような、知る人ぞ知る人気作家の関口と、古本屋の主人で陰陽師を副業にする京極堂の二人が、妖怪の絡む事件を次々に解決する推理小説です。
妖怪とは一体なんなのかという疑問について、1つの解答を出してくれるでしょう。
『読んだ感想』
推理小説としては変化球ですが、妖怪小説としては正統派の名作です。
妖怪という言葉の持つ妖怪性について、読んだ人が気づいてくれることを願います。
もちろん、小学生が読むには過激で、しかも物理的に重いですが、読めたら間違いなく、素敵な経験になります。
『読んだきっかけ』
父親の本棚に置いてあり、個人的に妖怪が好きだったからです。
『オススメの人』
もちろん、妖怪好きの人、読書力に自信のある人。
<教務部より>
内容的に怖い本です。
小学生には、マニアック過ぎると思いますが、妖怪好きの小学生には挑戦してほしいと思います。