今回ご紹介する本は、北海道大学工学部大学院生のF家庭教師からのお薦めの一冊です。
シニアで3年目の女性家庭教師です。中学校の理科教員を志望しています。
趣味は、10年間続けたクラシックバレエ。
この家庭教師の「自己アピール」が素晴らしいので、紹介しておきます。
「私の長所は素直なところです。学生時代、多くの人と出会い、自分と正反対の意見を持った人や、苦手だと思っていた人とも話しをしてみることで、新しい考え方に気づいてきました。
自分の価値観を押しつけず、相手の話しを聞くことを大事にして、生徒はもちろん、保護者の方との信頼関係を築いていきたいと思います」。
『タイトル』
「これは王国のかぎ」
理論社 萩原規子著
『読んだ時期』
中学生のとき
『本の内容』
青春冒険もののお話。
ファンアジー。
中学3年生のひろみは、失恋で失意のどん底。泣き疲れて気がついてみると、アラビアン・ナイトの世界にいた。
不思議な力を持つ「ランプの精」(魔人)になったひろみは、自分を呼び出したターバンの男、ハールーンと共に旅をする。
『感想』
中学生の時に、図書館で借りて読みました。
アラビアン・ナイトの世界ということで、いろいろ難しいのかと思いましたが、全然そんなことはなく、ひろみの視点で面白く語られるお話に夢中になりました。
詳細な内容は忘れてしまいましたが、ファンタシーの王道という感じでわかりやすく、時々入るひろみの現実世界への思いや、心理描写が印象的でした。
特に、このお話の「終わり方」がとても好きです。
『きっかけ』
なんとなくタイトルが気になったので。
『お薦めの人』
是非、中学生の女の子に読んでみて欲しいです。
もちろん、ファンタシーや冒険ものが好きな人にも。
シニアで活躍中の北大生は、小学生、中学生の時にファンタシーものを読んでいた場合が多い!
ファンタシーは、殊の外、想像力が広がるのかもしれません。
小学生、中学生の方、是非、読んでみてください。
札幌家庭講師シニア 教務部