今回ご紹介する本は、北海道大学総合理系のE家庭教師からのオススメの一冊です。
さいたま浦和高校出身の女性家庭教師で、とても元気で明るい家庭教師です。
『タイトル』
「百瀬、こっちを向いて。」
中田永一著 祥伝社
『読んだ時期』
高校1年生 16歳の時
『本の内容』
今まで彼女もできなかったようなある男の子が、ある日突然、自分とは世界のちがう女の子の彼氏役をすることなり、そこから人生が一気に変わっていく恋の話です。
この話だけでなく、海の事故でずっと眠っていた女の子と、その子をずっと気にかけていた子との恋の話など、4つの 作品が入っている短編集です。
『感想』
私が一番好きなのは、植物人間だった女の子と、その子が事故前に教えていた男の子との話(波うちぎわ)です。
何度読んでも泣いてしまいます。
事故のことをずっと気にかけ、目を覚まさない間も目をさましてからも、その女の子のことを思い続ける男の子が、とても可愛く、キュンキュンしました。
『きっかけ』
元々、「I love you」といういろいろな作家によるオムニバスの本の中に「百瀬、こっちを向いて。」が入っており、その話が好きだったので本を買いました。
『お薦めの人』
恋愛小説の好きな高校生。
何回読んでも泣けるような一冊に出会えたのは、とても素晴らしいことです。
どれくらいの人が、小説を読んで泣けるような体験をできるのでしょうか。
とても豊かな人生です。
この夏休み、高校生の方には、是非読んでみて欲しい一冊です。
札幌家庭教師シニア 教務部