(カテゴリ:中学生指導現場からのメッセージ )
閲覧ありがとうございます! 専任講師のS村です。
ブログを書くのも久しぶりでございます。どうぞお手柔らかに。
さて、今回は国語を「苦手にしない」ための勉強法をお伝えしたいと思います。
国語が苦手な人もそうでない人も、一読していただければ幸いです。
音読をする
まずは「音読」です。
国語が苦手な人に共通するのが、本文をすらすらと読めないということです。
まずは、つっかからないようになるまで音読を繰り返してください。
それから初めて黙読ができるようになります。
声の大小は問いません。小さな声で読んでもよいのです。
つっかからなくなるということは、その文章の流れ(=文脈)をつかめている証拠です。
最初は気恥ずかしいかもしれませんが、国語を「苦手にしない」ためにも勇気を振り絞ってください。
解きなおす
テストや模試で国語の答案が返されて、そのままにしている人、いませんか?
国語は一見解きなおしをしなくても点数に影響しないように見える教科ですが、それは大間違い。
むしろ国語ほど解きなおしが重要な教科もありません。
なぜか。
国語の文章は論説文、小説文、随筆文どれをとっても文脈があり、そして答えに至るまでの道筋(=論理)があり、それを理解しないと問題が解けないように構成されているからです。
見直しをしないと文脈や論理を追わない癖がつき、なんとなく感覚で解いてしまうようになります。
そうなると、自分が身近に感じやすい文章は解けるが、そうではない文章はお手上げという状態になります。
これでは、いわゆる「運ゲー」の要素が強くなってしまいます。
国語を「苦手としない」ようにするならば、必ず解説を読み、解きなおし、論理や文脈を追う癖をつけてください。
語彙力をつける
国語は言葉を扱う教科です。
そのため、文章を読むのに語彙力がなければ内容が理解できません。
みなさん、英語で単語や熟語を覚えていますよね?
それは、「英文を理解する」ためにやっていることです。
国語も同じです。
意識して言葉を吸収し、文章を読めるようになりましょう。
「今つかっている日本語なのに改めて『覚える』って言われてもなあ」と思った人。
では、皆さんは「抽象」や「模倣」や「濫用」といった言葉を日常で使いますか?
「日常会話では使わない、けど論説、小説、随筆で使われる日本語」は思った以上にあるのです。
ですから、意識して現代の言葉を覚えないと文章が読めなくなり、ひいては国語が苦手になっていくのです。
まとめ
国語を「苦手としない」ためには、音読、解きなおし、語彙力の向上の3点が大切になります。
どれも一朝一夕でできることではないかもしれません。
国語は伸びを実感しにくい教科でもあります。
ですが、継続していればある時ふと、「わかる! 国語が解ける!」という実感がわいてきます。
継続は力なり、この言葉がぴったりなのが国語という教科なのです。
㈱シニア 札幌家庭教師派遣センター 専任講師 S村