小学生・中学生 家庭教師ブログ

前向きな言葉を、今、あえて「言う」。

(カテゴリ:中学受験生

閲覧ありがとうございます! 専任講師のS村です。

 

この時期、言葉に敏感になっている方も多いのではないかと思います。

例えば、隣の人がペンを落としてしまって「あ、落としちゃった」なんて言った場合に、「ちょっとさァ、『落とす』とかこの時期言うなよなー」と返事する。

無意識とは思いますが、受験生の皆さんは多くの方が「受験に落ちること」を連想させるワードを避ける傾向にあります。

その現象につながりがあるのが、「言霊(ことだま)」という考え方です。

本日はその言霊と受験に向けてのメンタルコントロールについてお話させてもらいます。

 

言霊って何?

そもそも言霊とは、「言葉にすると、それが現実になる」という考え方です。

先ほどのペンを落とした例であれば、『落とす』という言葉が、『落ちる』という最悪の結果に結びつくという考えですね。

ネガティブな言葉を言えば、知らず知らずのうちに良くない結果を引き寄せてしまうわけです。

しかし言霊を上手に使えば、受験への気持ちを前向きにし、日々の学習も活力あるものになるでしょう!

 

言霊とメンタルコントロール

公立高校の倍率が発表され、今まで以上にプレッシャーを感じる受験生もいるでしょう。

道コン、学校での入試対策プリントなど、自分の点数や実力を嫌でも目の当りにすることも多いと思います。

その中で、「いや、もうダメだ」、「受かんないよ」、「無理じゃないかな」…などといった弱音を吐いてしまうことも、十分考えられます。

 

しかし、先ほどご紹介した言霊の考え方だと、そうした言葉を言っていると、本当に志望校に届かないという結果を招くかもしれません。

 

ではどうすればいいか。

日ごろから、「僕は〇〇高校に受かる」、「私は、□□高校に合格する」といったポジティブな言葉を、実際に口にしてみましょう。

繰り返し、前向きな言葉を発し、耳で聞き、脳に記憶させるのです。

脳に定着させることができれば、自分がやるべきこと(今の時点でどこを集中的に学習するか、入試までに今から何をすべきか、など)がはっきりとしてきます。また、心が折れにくくなることも利点として挙げられます。

 

この「言う」という部分が大切です。

頭の中で言葉を思い浮かべても、いつの間にか忘れてしまったり、ネガティブな思考に消されたりすることもしばしばあります。

脳にインプットさせるためにも、是非言葉を「言って」下さい!

 

おわりに

言葉で自分を励ますことが受験へのメンタルコントロールのすべてであるとは言いません。

しかし、言葉というものは使い方によって、皆さんの力を高めてくれるものに間違いはありません。

 

受験まで残り1月ほどとなりました。

自分の心を鍛える上で、今からでもポジティブな言葉を口にしてみませんか?

 

 

 

㈱シニア 札幌家庭教師派遣センター 専任講師 S村