(カテゴリ:教務部S村 )
閲覧ありがとうございます! 専任講師のS村です。
さて、今回からは各教科の成績アップのため、具体的にどのようなことをすればよいのかをアドバイスさせていただきます。
記念すべき初めの教科は、国語でございます!
つけたい力によって努力すべきことが異なる教科。今の自分に必要な力を分析しましょう。
それでは、アドバイススタートです!
漢字や熟語は知識が問われる
国語では漢字の読み書きが出題されます。
また、熟語の読みも出題されることが多いです。教科書レベルの知識で構いませんので、問題になれておく必要があります。短時間でも良いので、毎日練習しましょう。
実用文は敬語と主述
実用文では敬語を正しく使えるかどうかが問題になります。
敬語には大きく分けて尊敬語、謙譲語、丁寧語、美化語がありますが、特に問題に出されるのは尊敬語と謙譲語でしょう。
「誰が」その動作をしているのかを正しく判断できれば、そこまで難しくはありません。
また、グラフ・インタビュー内容・その結果を踏まえたポスターなど、3つの文章から情報を取捨選択して答える大問が出されます。
ポイントとなるのは、「誰が(なにが)」「どうした(どうだ)」という主語と述語の関係をつかめるかどうかです。
要約問題にチャレンジして、主語と述語を見つけるトレーニングを行いましょう。
ネット上に要約の問題もあります。テキストが欲しい場合は、先生に相談してみましょう!
記述問題について
記述問題において、最大のヒントとなるのは問題文です。ここには記述する際に当たっての条件、注意事項が載っています。いわゆるルールというやつです。それに加えて、本文のワードが織り込まれています。これが大ヒントになるわけです。
問題文に書かれてある本文中のワードが、なぜ記述問題のヒントになるのか。
一言でいうと、「答えとなる部分の目印になるから」です。
記述問題は根拠をもとにして書くことが大前提。そのため、本文中から答えの根拠を探すことになります。しかし、説明文、小説文ともに文章が長い。その長い文章から、当てずっぽうに近い形でそれを探しあてるのは、はっきり言って無理です。
そこで、問題文を見るわけです。本文中のワードが書かれていれば、同じ言葉が使われているところを見ればよいのです。これで根拠探しは大分楽になります。
一方、気を付けてもらいたいことがあります。
本文中のワードは、問題文で同じ意味の言葉に変わっている場合があるのです。いわゆる「言い換え」という形ですね。対策としては、「言い換えられているかもしれない」と思いながら問題文と本文を照らし合わせることに尽きるでしょう。傍線部の直前直後から確認していってください。
さて、解答の根拠を見つけた後は、字数に合うように、言葉を取捨選択して文章を繋げ合わせます。
ここがうまくいかないという人は、類義語の学習をしておきましょう。「言い換え」を見抜く訓練にもなり、一石二鳥です。また、要約練習をしておくと、スムーズに文章を作ることができます。
いずれにせよ、問題文がすべてのキーを握っています。よく確認して、根拠をスムーズに探してください!
古文問題について
古文で点数が取れるか否かの分かれ目は、「主語の変化を見分けること」にあります。主語をつかむためには、二つの法則を覚えておく必要があります。
第一に「鬼ばばの法則」。
この法則は、「を」・「に」・「ば」という「主語が変わる目印となる助詞」を表しています。
同じ現象が、「を」「に」でも発生する可能性が高いです。
加えて、「と」や「ども」という助詞も、その次から主語が変わっている場合が多いです。覚えておきましょう。
第二の法則は、「『て』の法則」です。
この「て」という助詞が使われていた場合、その次も主語が変わらない可能性が非常に高いです。
まとめ
国語は記述・読解・知識でやるべきことが異なってきます。
それぞれの対策をよく確認して、勉強に臨みましょう。健闘を祈っています。
札幌 家庭教師シニア 教務部 S村