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入試へ② 国語:記述問題について

(カテゴリ:中学生家庭教師指導現場からのメッセージ

前回、入試に向けた国語の勉強法について、漢字や熟語、実用文のアドバイスをしました。(下にリンクがあります、興味のある方は是非ご覧ください!)

今回は、同じ国語における記述問題について、その勉強法をご紹介しましょう。

 

記述問題のイロハの「イ」

記述問題において、最大のヒントとなるのは問題文です。

問題文には、記述する際に当たっての条件、注意事項が載っています。いわゆるルールというやつです。

それに加えて、本文のワードが織り込まれています。

これが大ヒントになるわけです。

 

問題文に書かれてある本文中のワードが、なぜ記述問題のヒントになるのか。

一言でいうと「答えとなる部分の目印になるから」です。

記述問題は根拠をもとにして書くことが大前提。

そのため、本文中から答えの根拠を探すことになります。

しかし、説明文、小説文ともに文章が長い。

その長い文章から、当てずっぽうに近い形でそれを探しあてるのは、はっきり言って無理です。

 

そこで、問題文を見るわけです。

本文中の言葉が書かれていれば、同じ言葉が使われているところを見ればよいのです。

これで根拠探しは大分楽になります。

 

「言い換え」に注意する

一方、気を付けてもらいたいことがあります。

本文中のワードは、問題文で同じ意味の言葉に変わっている場合があるのです。

いわゆる「言い換え」という形ですね。

例えば「結果」という言葉が本文で使われていたとして、

問題文では「結局」という言葉が使用されているといったことがよくあります。

 

対策としては、「言い換えられているかもしれない」と思いながら問題文と本文を照らし合わせることに尽きるでしょう。

傍線部の直前直後から確認していってください。

 

類義語の学習と要約練習は大切

さて、解答の根拠を見つけた後は、字数に合うように、言葉を取捨選択して文章を繋げ合わせます。

ここがうまくいかないという人は、類義語の学習をしておきましょう。

「言い換え」を見抜く訓練にもなり、一石二鳥です。

また、要約練習をしておくと、スムーズに文章を作ることができます。

 

いずれにせよ、問題文がすべてのキーを握っています。

よく確認して、根拠をスムーズに探してください!

 

 

次回は、古文の学習方法についてアドバイスします。

皆さんの学習が実りあるものとなりますように…!

 

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札幌 家庭教師シニア 教務部 S村