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入試へ⑥ 社会:地理の勉強法・後編

(カテゴリ:中学生家庭教師指導現場からのメッセージ

みなさん、閲覧ありがとうございます! 教務部S村です。

前回、「入試へ⑤ 社会:地理の勉強法・前編」というタイトルで、

社会の公立入試についてアドバイスを行いました。

今回は後編。

地理用語の覚え方・地形図について、皆さんにアドバイスします。

 

地理用語の覚え方

地理の用語を覚える際、世界・日本ともに地域ごとにまとめて覚えてしまいましょう。

なぜなら、地域の地形や気候の特色が、地域の産業・文化の元となっているためです。

ヨーロッパが典型的な例でしょう。

夏に高温になり乾燥する地中海性気候の地域。

水が必要なコメなどは育てられない。

だから乾燥に強いオリーブやブドウ、オレンジなどを育てるわけです。

 

地理用語の覚え方と記述問題

このように、つながりを意識した覚え方をすることは、記述問題対策につながります。

先ほどのヨーロッパに関しては、「地中海の周辺ではオリーブやブドウなどが栽培されている。その理由を簡単に答えなさい」といった問題が出されることがあります。

言葉だけを覚えていると、なかなか答えにくいものです。

しかし、この地域の気候と産業のつながりを意識して言葉を覚えていれば、「地中海性気候により乾燥するため」といった説明が出てくるでしょう。

 

地理の用語は、知識という「点」だけではなく、それをつなげる「線」を意識して覚えてほしいと思います。

 

地形図は得点源にできる

地形図の読み取りについては、

地図記号と縮尺の問題が必ずと言ってよいほど出されます。

また、扇状地、三角州などの地形の説明なども多く出題される傾向があります。

出題パターンがある程度定まっている(=対策するところが決まっている)ため、演習を積み重ねていけば得点源になるわけです。

 

地図記号は完全に覚えてしまいましょう。覚えてしまうのが一番早い!

 

縮尺の問題はあまり得意ではないと思っている人も多いと思いますが、次の方法を身につけましょう。

① 等高線の数字を見る

     ↓

② 標高の数字から縮尺を判断

     ↓

③ 地図での長さに縮尺をかける

     ↓

④ キロやメートルに直す

 

方法を知れば、後は練習あるのみ!

同じような問題を解きましょう。

 

扇状地などの地形の読み取りは、地図記号が目印になることが多いです。

果樹園マークがあれば扇状地の可能性大。

田んぼマークがあれば三角州の可能性大。

扇状地、三角州について、教科書やノートを見直しておくとよいでしょう。

 

 

さて、前後編通じて、地理の学習についてアドバイスさせていただきました。

次回は歴史の学習方法について書いていきます!

キーワードは、「年表」!

 

 

 

札幌 家庭教師シニア 教務部 S村