(カテゴリ:中学生家庭教師指導現場からのメッセージ )
みなさん、閲覧ありがとうございます! 教務部S村です。
前回「入試へ⑦ 社会:歴史の勉強法・前編」というタイトルで、社会の公立入試についてアドバイスを行いました。
今回も歴史についてのアドバイス!
前編となる今回のキーワードは「原因・過程・結果」です。
近現代史を学ぶために必要な「考え方」
皆さんは入試の過去問を見たことがあるでしょうか?
見たことある方はわかると思いますが、歴史の問題ではかなりの確率で近現代史に関する問題が出されています。
高得点を狙うのならば、明治から1970年代までの流れや事項は抑えなくてはなりません。
歴史、特に近現代を学ぶ際、常に頭に置いておいてほしいことがあります。
それは、
「出来事が起こるきっかけ=原因」「出来事がどのように進んだのか=過程」「出来事が終わってどのようなことが起きたのか=結果」
という3つの点です。
例えば「第一次世界大戦」について覚えるとします。言葉を覚えることは簡単です。しかし、入試で問われるのはそれだけではありません。
第一次世界大戦が起こるきっかけとなったサラエボ事件=原因
第一次世界大戦中の、日本における出来事=過程
第一次世界大戦が終わった後に結ばれた、ベルサイユ条約=結果
こうした原因・過程・結果が聞かれることが多いです。一つの言葉を覚えて満足していると、得点は伸びません。
流れを理解できるようになる勉強法
では、どのように勉強するのか。
まずは、一問一答形式で出来事の原因・過程・結果をはっきりと確認してください。
それが終わったら、流れが確認できる文章を作ります。
例:第一次世界大戦はサラエボ事件が直接の原因となって開戦した。日本はこの間、中国に二十一か条の要求を出した。またシベリアに出兵し、米騒動が発生している。第一次世界大戦の後、参戦国がパリに集まりベルサイユ条約が結ばれた。
上の文章はあくまで例です。より深く勉強する場合は、資料集を参考にするとよいでしょう。
しつこいですが、歴史、特に近現代史の学習は、原因・過程・結果を意識してくださいね!
次回からは公民のアドバイスをします。
乞うご期待!
札幌 家庭教師シニア 教務部 S村