(カテゴリ:専任・S村 )
閲覧ありがとうございます! 専任講師のS村です。
さて、今回のテーマは小論文。
最近は推薦入試や総合型選抜で課されることが多くなってきましたね。
「長い文章を自分で書いたことがないから不安」
「そもそも国語が得意というわけではないけど受験には必要」
こういった声をよく耳にします。
今回は小論文で悩んでいるあなたに、小論文に取り組むうえで大切なことをお伝えします。
常に社会的事象に関心を持つ
さて、まずは本格的に小論文対策をする前の段階。
自然、社会、言語、医療……とにかく様々な分野の課題とされていることに触れてみてください。
ネットで「社会問題 一覧」と引けば多くの社会問題が表示されます。
何が、どうして課題となっているのかを知ってください。これが、小論文対策の第一歩です。
なぜこれが対策になるのか。
小論文の評価ポイントはおおむね、論理性、表現力、発想力に分けることができます。
中でも発想力は、「私はこういうところに着眼して、こういう解決策を思いつきました!」という、目の付け所がユニークであることが問われます。
しかし、あくまで現実的で題意に即したことを書かないと減点されてしまいます。
現実的かつユニークな視点で社会事象を見るためには、日ごろから社会問題に関心を寄せておくことが必要です。
根拠を伴って自分の意見を述べる練習をする
次に、根拠を伴って自分の意見を述べる練習を重ねましょう。
ネタ帳を作る感じで、一冊のノートに社会問題の一つ一つに対して意見を書き、その理由を箇条書きでもよいので記入してみてください。
小論文指導をしている際によくあるのが、「根拠が思いつかない……」といった声です。皆さんここで苦労されることがとても多いです。
できるだけ早いうちに、主張と根拠を合わせて思いつく脳みそを作っておくことが必要でしょう。
もちろん、先ほども言った「現実的であるか」という視点を忘れずに。
完成した小論文は必ず誰かの添削を受けること
ここからは実際に小論文対策を行ううえでの重要事項を説明します。
まず、小論文は書きっぱなしにしないこと!!!
誰かの添削を受けて初めてその小論文は完成すると思ってください。
なぜなら、練習段階の小論文は自分の思考のクセや原稿用紙の正しい使い方に気づき、修正するためにあるものだからです。
友達でも、先生でも、親御さんでも誰でもよいので、必ず読んでもらって修正しましょう。
そこからの気づきが、次の小論文を必ず良いものにしてくれます。
いい文章とは、「わかりやすく」「納得できる」文章
最後に、いい文章とは何か、ということをお伝えして終わりにします。
見出しにある通り、いい文章とは、「わかりやすく」かつ「納得できる」文章を指します。
どれだけ中身が鋭いことを書いていても、日本語の構成が下手だと相手には通じません。
また、どれだけ丁寧に書かれていたとしても、独りよがりで非現実的な内容であれば、読んでいる側は納得することはないでしょう。
「わかりやすく」「納得できる」文章を書くためには、相手を想定していなければなりません。
私は小論文指導を行うときに、「下の学年の子に通じる文章をかきなさい」と指導します(社会人の方には「中学生がわかる文章を書いてください」と言います)。
読んでもらう対象を自分より学年が下の人と設定することで、意識して「わかりやすく」「納得してもらえる」文章を書こうとするのではないでしょうか。
まとめ
いまはまだ小論文の対策が差し迫っていなくとも、もしかしたら将来必要になるかもしれません。
上記のポイントを押さえたうえで、早いうちから小論文対策をしておくことをお勧めします。
㈱シニア 札幌家庭教師派遣センター 専任講師 S村
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