(カテゴリ:中学生家庭教師指導現場からのメッセージ )
札幌市内の中学1年生の家庭教指導報告書および指導報告から。
現在、北海道大学経済学部の男性家庭教師が、生徒宅での指導を担当しています。
生徒は、反復練習を頑張っています。
<7〜8月の指導状況>
テストが返却されたので、その復習に時間を割きながら、数学の学習を継続しました。
復習後は、英語に時間を充てるようにしました。
<向上点>
反復練習の効果が見られました。
これからも、入念に復習を繰り返していきたいと思います。
<生徒へ>
問題文の意図を正しく読み切らずに失点してしまう傾向が見られます。
①多くの問題に実際に触れてみる。
②ミスの内容を覚えておく。
この2点に注意して、コツコツ意識を変えていくことが大切かと思われます。
同じような問題点を抱えている生徒は多くいるので、これを短所と見なすのではなく、長所にすべきポイントと見なして、前向きに頑張っていきましょう。
札幌 家庭教師シニア 北海道大学経済学部 大学生家庭教師
<教務部より>
問題文の意図を正しく読みとらず失点してしまう生徒は、中学生に限らず、高校生でも多く見受けられます。
生徒自身がそれに気づいている場合も多いと思います。
では、なぜ出来ないのか。
本当に直す気があるかどうかの問題だと思います。
問題の中身で失点するのも、問題文の意図を正しく読み取らずにする失点も、同じ失点です。
質の異なる失点のように考えがちですが、同じ失点です。
ですから、問題の中身を勉強するのと同じように、問題文の意図を正しく読み取る練習を、本気でしなければならないということです。
このように真に思わないと、直りません。
問題文の読み飛ばし、読み落とし、問題文を読み切らずに自分勝手に解釈などなど。
とかくテスト・試験と呼ばれるものは、まずは何を問われているかを把握しなければ始まりません。
問題文は、一字一句注意しながら、最後の「です・ます」まで確認し、長文であれば文を区切り、キーワードになりそうな単語にはマークをつけ、何を聞いているのかをしっかり理解してから、答えなければなりません。
こういう練習をいつするのか?
中学1年生が最適だと思います。
そして、そう簡単には直せる問題ではないので、とにかく、自分は「問題の意図を正しく読み取らずに失点する」ということ意識して問題を解いていくことが大事になります。
そういう練習を継続していば、必ず、克服できる問題です。
高校生なってからでは遅いと思うので(ダメではありません)、なるべく中学生にうちに克服してほしいと思います。