今回ご紹介する本は、北海道大学理学部数学科大学院のY家庭教師からのお薦めの一冊です。
シニアの家庭教師として5年目になる先生です。
これまでに数名の生徒を担当し、理数系指導に実績があります。
現在は、札幌駅北口シニアの本部教室で、高校生を担当しています。
小樽潮陵高校出身。
『タイトル』
「算数宇宙の冒険-アリスメトリック!」
川端 裕人著
『読んだ時期』
高校3年生 18歳の時
『本の内容』
数学がテーマのSF小説です。
主人公は小学6年生で、仲間と共に数学の不思議な世界に飛び込んで行きます。
複素数平面やリーマン予想について書かれています。
『本の感想』
読んだ当時は、「何かよくわからないけど、数学ってすごい!」という感想だったと思います。
題材が高校までの数学でやらない内容だったため、「お勉強」としての大学受験数学に飽きていた当時、この本を読んで、数学の奥深さを知ることができました。
完璧に理解することはできなくても、数学の楽しさは伝わってきました。
『きっかけ』
高校の図書館にこの本があり、面白そうだったので。
『お薦めの人』
数学が好きな人。
『数学ってすごい」、「数学は楽しい」と思えたのは、本当に素晴らしいことだと思います。
もし、この本に出会わなければ、この家庭教師は数学科には進学しなかったのではないでしょうか。
また、この本を読んだ時期が面白い。
それは、「お勉強」としての大学受験数学に飽きていた当時、大学受験の数学とは別の視点から数学に取り組めたのでしょう。
数学を好きな中学生・高校生にはもちろんですが、数学を嫌いな中学生・高校生にも、是非、読んで欲しい一冊です。
札幌 家庭教師シニア 教務部