小学生・中学生 家庭教師ブログ

読書って国語の役に立つの?

(カテゴリ:教務部S村

閲覧ありがとうございます! 専任講師のS村です。

 

私は、シニアの講習会で国語と社会を担当しております。

今回はその中でも、国語について思うことを述べたいと思います。

 

読書が好き≠国語の成績が高い

保護者の方から、「うちの子は読書は好きなんですけど成績は上がらないんです」「やっぱり読書をしないと成績は上がらないんですかね」といった相談を受けることがままあります。

はっきりと申し上げますと、読書が好きだからといって国語の成績が高くなるとは限らないです。

というのも、読書好きの方々の多くは、物語文に偏って読んでいるからです。

 

色々な種類の文章に触れているか

物語文は、いわゆる5W1H(だれが・なぜ・いつ・どこで・何を・どうした)や、心情描写の把握といったことがメインとなります。物語文を読めば読むほど、こうした文章の理解は深まっていきます。読書好きの方たちは、こうした能力に秀でていることが多いです。

一方、読書好きの方でも説明文を多く読んでいる方は、S村の実感としては多くありません。

説明文は論理展開、序論での問題提起から、本論、結論までの流れと論の組み立て方を読み取ることがメインとなります。

説明文と物語文をバランスよく読んでいるかで、総合的な国語力が形成されていきます。

どちらに偏ってもなりません。

 

まとめ:物語文・論説文バランスよく読むことが成績向上のカギ

もし、読書をすることで国語の成績に結び付けたいのなら、物語文のみではなく、説明文も読み、それぞれの「読み取り方」を鍛えてみましょう。

 

 

さて、いよいよ本格的な受験準備に取り掛かる季節。

おいしいものでも食べて、頑張りましょう!!!

 

 

㈱シニア 札幌家庭教師派遣センター 専任講師 S村