北大物理で9割近くの点数で安定する勉強法 プライドを捨て自分を見つめ直す
- 北海道大学医学部医学科 N講師
- 著者
- 札幌市出身で北嶺中高卒の北海道大学医学部医学科のN講師。医学部の野球部に所属しているスポーツマンで、とても穏やかな人柄です。立命館慶祥生、北嶺生などの指導経験があります(R2年7月現在)。
- 内容
- 物理で高得点を取るための方法が、簡潔明瞭に述べられています。プライドを捨てて、謙虚に苦手教科と向き合う姿勢が、本当に素晴らしいと思います。簡単そうで、なかなかできないことなんです。苦手教科を克服したい人、伸び悩んでいる教科がある人は、是非参考にして、真剣に考えて欲しいと思います。伸びる生徒の共通点は、謙虚さと、素直さですよ。
はじめに
こんにちは!北大医学部のNです。私は高校卒業後、浪人期間を経て北大医学部に入学しました。現役の時から北大医学部を受験していましたが、理科の成績が全然上がらず、特に2次試験の点数は合格レベルには程遠かったのを今でも覚えています。「センター試験はなんとか解けるけど2次試験の問題になると方針からわからない。」という期間が長かったので、この成績から北大物理の問題で9割近くの点数で安定するようになった勉強法をお伝えしようと思います。一度は物理を全単元学んでいる、主に浪人生に向けた文章にはなりますがぜひ読んでみてください。
0. 自分に素直に
まず、自分の学力を自分で冷静に判断することが最も重要だと思います。私の場合はその場しのぎで現役時代の入試を迎えていた自覚があったので、基礎から理解出来ていないことをわかっていました。ですので、まずは基礎固めをやるしかないと思い、苦手な理科は人より時間を多く割いて一から見直しました。この時プライドを捨てることが大事だと感じました。思ったより簡単な問題も出来てないということがわかり、根本から自分の勉強を見つめ直せました
1. まとめノート
まとめノートと聞くと初学者が手始めにやるもので自分には必要ない、と思うかもしれません。ですが、私はこのノートのおかげで浪人時代に成績を伸ばすことができたと思います。このノートは、予備校の物理の先生から「授業が終わるごとにその日出てきた公式や、問題を解く上で必要な考え方をまとめなさい」と言われて書きはじめました。最初は私自身も意味あるのかなと思いながら書いていましたが、公式を文字の定義や導出方法とともに理解でき、書き続けるにつれてどんな問題にどの公式を使えば良いのかが見えてきました。少しでも不安のある分野があれば、その分野だけでもまとめてみることをお勧めします!
2. 問題集
公式の使い方がわかるようになったと同時に、演習経験を積むことにも焦点を当てました。まずは高校で配られた『セミナー物理』の基本問題と応用問題を解き進めました。1周目で出来なかった問題は再び解き、自分でその問題を解けるまでは周回しました。7月中にはここまで終わっていたと思います。これによって基礎が盤石になったと思います。
『セミナー物理』の問題が分野ごとに解き終わりはじめてからは、合わせて『名門の森』を解きはじめました。1周目では手も足も出ない問題ばかりですが、その問題でどこに着眼点を置いて式を立て、解き進めているかを理解することで、2周目や3周目には解けるようになりました。またこの際に重点を置いたのは、問題の構成を知ることです。2次試験の問題は、大問がありその中に十数個の小問がある形式なので、誘導に沿うことが重要となります。この『名門の森』は難関校の入試問題を抜粋しているので、実際の解答の流れを意識して解き進めることができます。ですので、難問の解法を学びつつ、効率的に問題を解く力が養われたと思います。この『名門の森』は、2次試験まで時間をかけて何度も解きました。
問題集を解く上で大事なのは、作図をするクセをつけることだと思います。センター試験でも2次試験でも、その問題の状況を理解することが一番大事であり、そのために必要なのが素早く正確に作図することだと思います。作図によりはじめて方針を立て、式を立てることが出来るのでこの練習は本当に重要です。ぜひ作図するクセを身につけて下さい!
最後に
どの教科においても言えることですが、【点数にムラがある】というのは、理解している分野の問題が出題された時には高得点が取れる一方、理解していない分野に関する問題が出題されたときには歯が立たないということを表しています。特に2次試験の物理の問題では顕著にその差が出てきます。どんな問題が出ても安定して点数を取るために、まずは自分を見つめ直し、理解していない部分を徹底的になくすようにしてみましょう。
この文章が、受験生の方の成績向上や志望校合格の一助となることを祈っています!頑張って下さい!
-
- 鈴木講師の
勉強を楽しむ - とにかく、勉強は楽しみながら進めることが大切で、それができれば自ずと成績も伸びてくる、というのをモットーにしている講師です。いろいろと誘惑の多い現在、勉強よりも楽しいことがいっぱいあって、勉強はとかく辛いものになりがちですが、自身の勉強の楽しみ方が教科毎に述べられています。
- 鈴木講師の
-
- N講師の
北大物理で9割近くの点数で安定する勉強法 - 物理で高得点を取るための方法が、簡潔明瞭に述べられています。
- N講師の
-
- O講師の
センター生物からみた過去問の重要性と共通テスト対策 - 来年の1月からセンター試験に変わる大学入学共通テストが実施されますが、その対策の仕方や二次試験対策までが丁寧に述べられています。
- O講師の
-
- O講師の
受験数学で「頭打ち」から抜け出すために必要な考え方と勉強法 - 数学で飛躍すべき方法論が具体的に述べられています。
- O講師の
-
- H講師の
物理を0から得意科目に - 一般的に取っ付きにくい物理の学習において、大切にすべきこと、解き直しの重要性、オススメの問題集などが丁寧に述べられています。
- H講師の
-
- T講師の
化学を得意に - 化学が大得意と言うだけあって、化学を学習する上でおさえるべきポイントが、単元別に明確に述べられています。化学に不安を感じている生徒、伸び悩んでいる生徒は、ここに書かれていることを、今日から実践して欲しいと思います。
- T講師の
-
- E講師の
「自分との闘い」と「物理」 - 医学部受験に向けての甘えや不安の克服、そして、物理の得点を大幅にアップさせた勉強法が、具体的に語られています。
- E講師の
-
- M君の
難関私大入試の英語の勉強法 - 慶應大学はじめ難関私大入試のための英語の勉強法が、丁寧に述べられています。また、使用教材についても、余すところなく紹介されています。
- M君の
-
- T講師の
数学で高得点を取るために
(二次試験対策) - 一般的に言われる「数学はパターンである」の真意について述べられており、数学で高得点を取るための方法論として、とても参考になる内容です。
- T講師の
-
- M君の
おすすめの化学の勉強方法 - 化学の勉強法、得点源にするための方法論が、丁寧に述べられています。化学が苦手な生徒、伸び悩んでいる生徒には、とても参考になる内容だと思います。
- M君の
-
- M君の
物理学習に対する心構え - 物理はどのように勉強していけば良いのか、何を意識して取り組めば良いのかが、問題集の取り組み方なども含めて、わかりやすく書かれています。物理を苦手にしている生徒、あるいは、苦手にはしていないが伸び悩んでいる生徒には、とても参考になると思います。
- M君の
-
- Uさんの
偏差値33からの大逆転 - これだけ遅くからの勉強で、北大に現役合格した話を聞いたことがありません。中学の復習からスタートした大学受験への取り組みが、詳細に述べられています。目標を諦めかけている生徒、もうダメだと思っている生徒には、とても参考になります。
- Uさんの
-
- K・Yさんの
数学を武器にする
(トップ高校での数学学習法) - 公立のトップ高校での数学の取り組み方・克服の仕方や、普段の学習方法などが説明されています。特に、授業の大切さ、復習の必要性が述べれられています。トップ高校の生徒は必読です。
- K・Yさんの
-
- M君の
数学学習上のヒントについて - 数学対策について、実践的な内容がちりばめられており、難関大学の数学対策にはとても参考になる内容です。特に、検算の大切さ、難問が出題された場合の対処法は必読です。おすすめの参考書も記載があります。
- M君の
-
- Sさんの
英語の長文読解のヒントについて - 英語の長文読解のヒントだけではなく、英語の学び方についても、やさしく丁寧に触れられています。高校生の方だけではなく、中学生の方にも参考になると思います。
- Sさんの
-
- H君の
数学のすゝめについて - 数学の得点アップのための方法論が丁寧に述べられています。
計算力対策、公式の覚え方は、納得です。高校生の普段の学習シュケジュールはとても参考になります。受験で数学が武器になります!
- H君の
-
- K君の
現代文の勉強法について - 評論文対策についての勉強法が丁寧に述べられています。国語の点数は伸びないと諦めかけている高校生には必読です。
- K君の
-
- K君の
化学の勉強法のヒントについて - 化学は暗記だけの科目ではありません。参考書は複数、問題集は一冊を使う!化学が苦手な高校生だけでなく、化学が得意な高校生にも参考になります。
- K君の
-
- A君の
物理学習のヒントについて - 効率の良い物理の学習法について丁寧に述べられています。物理が苦手な高校生、物理が嫌いな高校生は是非読んでみて下さい。問題集についても触れられています。
- A君の
-
- T講師の
人工知能の研究について - 大学入試には直接結びつきませんが、大学院での研究テーマである「人工知能」の内容がわかりやすく書かれ、最近の応用分野にも触れられています。人工知能に興味を持つ生徒がどんどん出てきて、大学進学を目指して欲しいと思います。
- T講師の
- お気軽にご相談ください。お電話お待ちしております。
-
各種お問い合わせ(日祝除く10~21時)
0120-973-595